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久々の映画レビューです。
ブログタイトルに「映画」と付きながら、最近の記事は「禁煙」だの「W杯」ばかり。

で、今回観たのは、キャメロン・ディアスの「イン・ハー・シューズ」

みなが羨むようなスタイルと美貌を持つマギー(C・ディアス)。
定職にも着かず、自由奔放に生きているように見えるが、実は難読症という障害があり。
それをコンプレックスと感じてるのか、どこか投げやりな人生を送る彼女。

一方姉のローズ(トニ・コレット)は弁護士として成功してるものの、自分の容姿には自信が持てない。
仕事でたまったストレスの解消法は人知れず買物すること。
クローゼットには履きもしないクツ、高価そうなハイヒールがキレイに何十足も並べられている。

ある日、酔って帰った挙句、家を追い出されたマギーは、ローズの部屋に居候を始める。

しかし、ローズの留守中に訪ねてきた彼女の恋人にちょっかいを出し、姉にSEXの現場を見つかってしまう。

当然、怒ったローズはマギーを部屋から追い出した。
行く当てのなくなったマギーは、ふとしたことからその存在を知った祖母を頼って、彼女の住むフロリダの老人施設を訪ねる。

初めて対面する二人。
しかし、お金を無心に来てることを見抜き、毎日ブラブラしてるマギーに向かって祖母のエラは、
「ここで働いたら、私がその分の給料を払う」と言い、やがて老人施設で働き始めるマギー・・・


果たしてマギーとエラの関係に変化は・・・
そしてマギーとローズの仲は・・・


ルックスは抜群だけれど、私生活に難ありな妹。
社会的地位やお金はあるけど、女性として自信がない姉。

そんなステレオタイプに正反対な姉妹のケンカ、そして自分たちが知らなかった祖母との出会い。
その祖母から幼いときに亡くした母のことを聞き、彼女たちの記憶が明らかになるにつれて、会えばケンカばかりの正反対の姉妹が、絆を取り戻していく。


作中、二人が色々とクツを選ぶシーンがいくつか出てくる。
ホントに自分にあったクツを見つけるのって、けっこう大変で、中々見つけにくいものですよね。

見た目、サイズ、値段・・・

作品の前半、決して自分では買えないような高価なローズのクツを勝手に履くマギー。
逆に高価なヒールのクツばかり買うが、自分では履かないローズ。

しかし終盤には、老人たちとの触れ合いを通し自分を見つめるマギーと、
弁護士事務所を辞め、彼女のことを大切にする新しい彼と結ばれるローズ。

それぞれ、自分にあったクツ(人生)を見つけることができた二人。
いいお話でしたね。★★★★