イメージ 1

「シンデレラマン」      GWにDVDで観ました。

ジム・ブラドック(ラッセル・クロウ)は前途有望で、タイトル奪取は時間の問題とされるボクサーだった。
妻のメイ(レネー・ゼルウィガー)と3人の子供に恵まれ、私生活も幸せの絶頂であった。

しかし、1929年右手の故障がきっかけで勝利に見放され、ついにはボクシングライセンスまで剥奪され、引退を余儀なくされてしまう。

時を同じくして大恐慌がアメリカ全土に襲い掛かる。
アメリカ経済は壊滅状態になり、人々の生活は困窮した。
国中に溢れかえる失業者の一人となったジムは、港湾の肉体労働でわずかな日銭を稼ぐ生活を送る。

そんな彼にボクサー時代のマネージャーから、新進ボクサーとの試合の話が持ち込まれる。
勝ち目はほとんどないと思われる、一夜限りの試合。
試合のギャラはブラドック家にとって大きな救い。しかし夫の身を案じるメイは試合に反対する。
それをを振り切り、再びリングに立つジム。

果たして、試合の行方は・・・


アメリカ、大恐慌時代に実在した奇跡の男、後に「シンデレラマン」と言われた伝説のボクサー ジム・ブラドックを描いた作品。

大恐慌時代が舞台ということで、全体的に薄暗い映像、控え目な音楽、出演者たちの抑えた演技。


感動のサクセスヒューマンドラマですが、雰囲気的によく似た作品が「ロッキー」。
「ロッキー」のあの有名なテーマ曲「GONNA FLY NOW」が流れるとほんとに力が入りますよね。

この「ロッキー」でまさにロッキーの如くアメリカン・ドリームを掴んだシルべスター・スタローン。
這い上がってチャンスを掴んだ当時の無名の彼とロッキーの姿が、オーバーラップされリアル。
リアルに感じるから、映画としてストレートに心を動かされる。

対して、既に大スターであるラッセル・クロウ。

いい作品ですけど、私的にはそんなに、感情移入できなかったですよね。★★★

で、ラッセル・クロウといえば、「LA・コンフィデンシャル」のあのバド刑事。
あのド迫力、カッコ良かったですね。

「グラディエイター」では胸が熱くなる演技とストーリーでした。いい作品でしたね。