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先日、「ナルニア国物語」を観ました。

ファンタジーってことだけで全く予備知識なしで観たんですが、あっという間の2時間でしたね。


話は、第二次世界大戦下のイギリス。

ペベンシー家の4兄弟姉妹のピーター、スーザン、エドマンド、ルーシーは、ロンドンの空襲を逃れ、田舎のカーク教授のもとに疎開する。
ある日、古くて広い教授の屋敷を探索していた末っ子のルーシーは、空き部屋で大きな衣装だんすを見つける。

興味本位でそのたんすの中へ入っていくと・・・
ふと気が付くと彼女は雪に覆われた森の中に立っていた。その場所こそ、魔法の国「ナルニア」。

言葉を話す不思議な生きものたちが暮らすナルニア国は、偉大な王アスランが作った美しい国だった。
しかし、冷酷な白い魔女によって100年もの長い間、ずっと冬の世界にさせられていた。

ナルニアの住人たちは白い魔女を恐れながら、ひたすらアスランの帰還を祈り続けていた。

その白い魔女に騙され誘拐された次男のエドマンド。
彼を助けるため、また自分たちの運命を知った4人は・・・



この物語はなんでも「指輪物語」「ゲド戦記」と合わせ、世界三大ファンタジーとも言われてるらしい。
で「指輪物語」の作者トールキンとこの作者C・S・ルイスも親交があったらしいですね。

最初は何の気なしに観てて、単純に面白かったなっていう感想だったんですが。

その後、エルさんのブログの記事 http://blogs.yahoo.co.jp/underthesea0117/2282754.html
を読んで、宗教的な下地があったんだなって興味を持ったんやけど。

この作品そのものが聖書を下敷きにして書かれているらしいね。

アスランは人間の子供が犯した裏切りという罪を償うため身代わりとして処刑されるが、後に復活をとげる。
で、アスランが処刑される石舞台はゴルゴダの丘を意味し、彼はキリストを示唆する存在らしい。


だからって、この作品、宗教的な観念を感じさせるとか、教訓臭さいとかは感じさせないですね。
私がキリスト教なんかあまり知らないかも知れませんが。

単純に不思議な世界を舞台にした、4人の兄弟姉妹たちの冒険を楽しめましたね。★★★