「宮本武蔵」(吉川英治) 全八巻ついに読破!

思えば会社の人に第一巻を借りたのが2月頃か。
細切れの通勤電車でちょこちょこ読み進め。

途中、気になる本があれば、そっちを先に読み終わったり、浮気を繰り返し、繰り返し。

苦節、じゃないけど10ヶ月。
やっと読み終わりました。
といっても面白くなかった訳じゃないですよ。
面白かったですよ!

これはもちろん時代小説であり、伝記やから、一気に読み進めるっていう作品じゃないんですよね。

でも、以外だったのが、対 佐々木小次郎との闘い。

あっけないほど、あっけなく描いてます。
その描写は、全八巻にも渡る作品やのに、八巻目の最後の10数ページを割くのみ。

ジャンプに代表される「強さのインフレ」とは全く逆。
格闘マンガやったら、1つの闘いだけで、ヘタしたらコミックの1巻・2巻は平気でイッちゃいますから。

確かに、小次郎以外との闘いも多数描かれてる。
が、あくまで武蔵自身が持つ武士道の考えや行動を描くのがメイン。

武蔵のイメージを覆されましたね。