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「ターミナル」      久しぶりの映画レビューです。忙しくて映画が観れなかったってのもありますし、エイリアンVSプレデターとか(笑)ってのは観ましたが、中々筆不精が直らなくて。

で、実はトム・ハンクスってあまり好きじゃないんですね。うまくなりすぎっていうか、いい人ってのが鼻につくっていうか。

「フィラデルフィア」のあの演技はすごかった!

しかし、「フォレストガンプ」「グリーンマイル」あたりでお腹一杯。。。


でも、また最近の三の線で復活って感じ。スピルバーグが「キャッチミー・イフユー・キャン」とこの「ターミナル」で、いい人キャラが付き過ぎ、大根役者になりかけてたトムを生き返らせたと個人的には思います。

ちなみに、私が思う「大根役者」とは、いい演技はする。しかしその役があまりにもハマリ過ぎて、他の役をやっても全部同じように見えてしまう役者のことです。


で、この映画、空港が舞台で、空港で足止めされた外国人の男と空港で働く人々の映画。
観て、アメリカってほんとに人種のルツボって思った。小さな東欧の国から来て入国できず困ってるトム・ハンクスを助けるのは、マイノリティである空港のガードマンであったり、清掃夫であったり、裏方の仕事に従事するもの。


きっと、彼らや彼らの親も色々目的を持ってアメリカに入国しようとして、実際、入国するのも大変やったと思う。
だからみんながトムを応援するようになり、トムも目的を果たすべく入国できるその日まで何ヶ月も待ち続ける。

そして、ラスト近く、彼がアメリカにどうしても来たかった理由が明かされ、それが達した時は、逆にあっさりすぎるくらいあっさりと描いてた。
全然お涙頂戴的ではなく、宇宙戦争もいいけど、こういう映画作らしても、ほんとうまいなぁスピルバーグよ、と思いました。★★★★