もりもっちのブログ
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異籠(いろ)

色々いろいろ

水をすくった手を

水中から上げた時のように

隙間からこぼれていって


色々いろいろ

記憶から失われていく

君は誰だっけ

あの時の思いや

思い出はどこに行ったっけ


そんなこともわからなくなるぐらい

遠い遠い年月が過ぎ去り

あの時の輝きも薄れていく


一抹の悲しみはあるものの

しかたないと受け入れていって

色々いろいろ

失ったことにさえ

気づかないふりをするのか

本当に気づかないのか

それすらも

わからないまま

また一日が過ぎ去る

菜の花

菜の花のような君は
その花言葉通り
小さな幸せを与えてくれた

菜の花のような君は
その花言葉通り
周りを幸せにし
快活な愛を届けてくれた

寒さが厳しい冬を乗り越え
必ずこの季節に咲くその姿は

どんな困難にも負けずに
いつも明るく
その笑顔で周りを照らす

やっぱり君だった



モンタージュ

どうしても

思い出せない君の笑顔に

僕は世の中の綺麗なものを当てはめて

君の笑顔を作ってみた


とてもとても

綺麗な笑顔ができたけど

だけど

あのとき僕に見せてくれた

あの笑顔には

到底届かない


だから僕は

今日も思い当たる綺麗なものを

心の奥底や

懐かしい景色から破片を探して

君のあの時の笑顔を

作ろうとする

ことだま

いい言葉やいい歌や

いい詩を見つけると

いつも君に贈りたくなる


そうして意識しているからか

無意識化でも

街の至る所で

またテレビやラジオや雑誌から

蜘蛛の巣にかかるかのように

うたが引っかかる


君に少しでも届けばいい

届かなくても

君がそのうたを

ふとした瞬間に口ずさみ

幸せを感じれるのならば

それは僕にとっての

幸せなのだから


君に贈れなかった

たくさんの幸せな言葉が

君を温かく包みますように


もしも君に

もしも君に逢わなければ

今の僕はいないだろう


違う生き方をして

違う人を愛して

こうして

君を懐うこともなく

日々過ごしていたのだろう


それは

幸せなことかもしれないし

そうでないのかもしれない

戻ることができるのなら

そのことを確認できるのだろうけど


だけど

君と出逢わないことは

僕の人生では

考えられないことなので

やっぱりこうして

君を思い出すのだろう


もしも君に逢わなければ

今の僕はいないだろう


今よりもっとひねくれていて

それに気付いて直すには

人生を3回ほどやり直す必要があっただろう


だから

素直で優しくわかりやすい君に

出逢ったことで

僕の人生を3回やり直さなくても

こうして歩むことを教えてくれたから


いつか町でバッタリ出逢ったときは

君の夢が叶っているよう

古い友達のよう

そのことを聞かせてよ


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