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 妻・お蝶を置いて渡世修行に出かけた駆け出し博徒・次郎長とその子分たち。途中、森の石松を引き入れ帰ってきて、お蝶を口説く大野の鶴吉も引き入れ、保下田の久六も助けて相撲興行をやってみるが、売上金を持って逃げられて・・という話。

 監督は、マキノ一族のマキノ雅彦(津川雅彦)。配役は中井貴一を次郎長に据え、豪華布陣を揃えています。ドラマや他映画の歴代の配役との比較は皆それぞ れご意見あるでしょうけど^^;  時代劇や歌舞伎でも常連演目の清水の次郎長。そして有名な森の石松・・。幕末から明治に亘る維新時代に実在の人物ですが、こういった波乱万丈な人生を 送った人というのは、魅力たっぷりなのでしょうね。源義経や、織田信長なんかもそうですもの^^

 維新時代といえば、新撰組も超有名ですが、次郎長と近藤勇、森の石松と沖田総司・・ちょっと似てるところもあるようなないようなw  清水の薪炭屋の次男坊として生まれ、米屋に養子に出され、賭場でのいざこざで人を殺めて追われる身となったと思い込み、妻を離縁し、親を捨て、渡世人と なるという人生。まー簡単に言えば、はぐれもの、博徒、やくざ、○力団の組長ですね^^

 本作では久六(何故に蛭子能収を・・)、三馬政を討って清水へ帰るまでを描いてますが、史実はもっと先があり、名士・政治家みたいな後世を送っていま す。  清水市では歴史的な偉人として取り上げられ、観光コンテンツや教科題材にもいいように使われています(○口組系の継承問題も勃発していますが><)。
 まーこれからも歴史的・演芸素材としては、永く取り上げられていくんでしょうね^^



 撮影で大けがを負い半身不随になった青年とオレンジ畑から落ちて入院してきた少女。自殺のためのモルヒネを少女に盗んでこさせようと、医者や看護師、氷売りの男など周辺人物を登場人物に見立てた世界周遊的な即興物語を作り少女に聞かせ始める・・という話。

 現実世界では病院の中と周辺だけのエリアなのですが、作った物語の世界は実際に世界遺産を回ってロケをしたそうで、なかなかの映像美です。そして、ターセム御用達とでも言える衣装美術家に石岡瑛子。「ザ・セル」でも一緒でしたしね^^
 出てくる役者の多くは、劇中物語の登場人物でもあるというダブルキャスト仕立て。薬盗ませるためという割にはなんだか凄い大風呂敷な話がこの作品の売り なんですがw  話をしているうちにやがて少女との間に壊したくない信頼関係が形成され・・やがて主人公の青年は再起を志し、見事画面向こうに返り咲く。最後は 「ニュー・シネマ・パラダイス」ばりなエンディングで締めくくる。
 原題が“THE FALL”というように、落ちるシーンが多く出てきます。落ちるという意味で韻を踏んだようになってるんですね^^
 大分の田舎町に住む根岸崇一は、大学入学のため上京。そこでポップソングを歌うサークルに入り、ミュージシャンを夢見て卒業後、一つのレコード会社の門 をたたく。しかしやらされたのは、悪魔系デスメタルバンド「デトロイト・メタル・シティ(DMC)」のギターボーカルだった・・という話。

 ヤングアニマル連載、若杉公徳原作同名コミックの映画化作品。DMCのヨハネ・クラウザーII世こと根岸崇一役に、松山ケンイチ。バンド仲間に細田よし ひこ、秋山竜二(ロバート)、いかれた女社長に松雪泰子、信者的熱狂ファンに、大倉孝二、岡田義徳など、大学時代のサークル仲間で現在雑誌社記者、根岸が 思いを寄せる女の子に加藤ローサを配しています。
 ロケ地は、故郷・大分の犬飼町を。そして、デスレコードは神田、遊園地はとしまえん、一人路上ライブは下北沢南口商店街の地蔵前、信者交えて走るシーン は東京駅、東銀座、勝どき、月島、お台場など。最後のジーン・シモンズとの対決会場はZepp Tokyoを使ってます。

 「No music, No dream」と語り、ポップソングを歌って世界に広めたいという中身はナヨナヨ系の青年と、「○イプ」「○ァック」等を連発する過激なメタルバンドのカリ スマボーカル・ヨハネ・クラウザーII世というキャラのギャップの大きさと、そこに生じる面白さがベースになっているんですが、2つの顔を使い分けて演じ る松山ケンイチ自身が、何より楽しんでいたんじゃないですかね^^
 マンガちっく故に全編クダラナサが溢れてるんですが、面白く笑える部分もいくつかあります。ワタシの気に入った場面は、クラウザーの姿でカワイ音楽教室のガラス壁を叩いていろとこ。親子が怯えるシーンが劇笑でしたw
 前売りも売れてるらしいですが、買う人ってDMCの読者ファン? やっぱりマツケンファンが大多数でしょうけどw でもさすが東宝、宣伝がうまい。CDなどのグッズ販売、タイアップ・コラボも多数あるし、ヒットした暁にはシリーズ化も考えてるんでしょうねぇ。。