元警官のベンは、ある事件から未だ心癒えず、昼間の仕事につけないでいる。そして廃墟となっているデパートの夜警の仕事につくが、奇怪な出来事が続発するようになり、調べていくうちに、50年以上前の忌まわしい出来事にたどり着く・・という話。

 主演は「24」がロングシリーズ中のキーファー・サザーランド。監督は「ヒルズ・ハブ・アイズ」ってゆー被爆化け物一家とのバトルホラーをリメイクした人。これも韓国産「Mirror 鏡の中」のリメイクです。
 建物が昔は○○だったとか、鏡に映るものが○○だったとかは他作品でもあるようなプロットかな。捜査資料を手に入れたり、遺体を調べるのには刑事や医者という設定は都合のいいショートカットですよね^^ 
  火災で何十人も死んで係争中という、デパートの中は焦げた什器類がそのまま残されて、鳩なんかも住みついちゃってる。何故かマネキンではない銅像石像みた いなのが一杯店内にあって、不気味感を醸し出してるんですが、取られて困るようなものもなし、なんでそんなとこを夜も警備しなきゃいけないのか分かりませ ん。で何気に降りた地下で壊れかけた壁を壊すと、デパート以前のある部屋が見つかり、それからドンドンと昔の出来事が判明してくる。といっても勘違いの治 療という脱力な設定なんですがw

 「ジョジョ・・」のハングドマンみたいな敵を倒すために、原因となった人物を連れてくるはいいとして も、あっという間にサスペンスホラーからモンスターものへ。じゃーずっと幽閉しておけば良かったってゆー話? 多分、ラストが気に入ってリメイクしたんで しょうねぇ、ちょっと腑に落ちませんけど^^;

ろみぃのブログ


センター・オブ・ジ・アース


 大学教授で地質構造学科学者のトレバー・アンダーソンは、地球マントルを貫く裂け目の存在を探求していたが、成果があがらずに研究室の閉鎖を申し渡される。そんな時、姉の息子を預かることになり、兄の形見の愛読書「地底旅行」に研究解明と兄失踪の謎を解くメモを見つけ、アイスランドを目指すことに。そこにはヴェルヌの「地底旅行」に描かれていた地球内部への入口が実在していた・・という話。

 監督さんは、ディズニー3Dアトラクションの「キャプテンEO」や「ミクロアドベンチャー」にも参加していた人だそうで、まさにそのまんまアトラクションの如き展開と映像です。
キャストは、「ハムナプトラ」シリーズのブレンダン・フレイザーを主役に、「ザスーラ」や「テラビシアにかける橋」のジョシュ・ハッチャーソン、そして頼りになる女性ガイド役に新進のアニタ・ブリエムなど。「インディジョーンズ2」のように、女性・子供を加えた冒険活劇はファミリー向け作品としてはお約束なのでしょうね。ワーワードタバタしながら、シーンを変えて進んでいくわけですw

 最初、山上の雷から逃れるために逃げ込んだ岩穴に閉じ込められ、そこから脱出しようとするんですが、なぜか違う抜け道があるはずだと言って、ズンズン地下深くに降りていく強引な流れ。すると昔の坑道が見つかり、「インディジョーンズ2」そのままなトロッコ滑走から、宝石群発見、さらなる落下、なんと地底深くの世界発見。大海があったり、魚や食虫植物や恐竜が襲ってきたりで、ヴェルヌの「地底旅行」は本当だったんだ・・という展開。今となっては現実味薄い荒唐無稽ものですが、その意味ではどことなくノスタルジックとも言えるかもしれません。そして間欠泉を使って噴火口から無事脱出w

 3D作品って最初観たときは驚きで、目の前の飛び出し映像を手で触ろうとしたり、メガネ外してみたりしましたよねw そのうち目が疲れちゃったりするんですが、技術も良くなったのか映画レベルの尺でも使えるようになってきたんですねー。そして内容はこういったライトな冒険ファンタジーがちょうど合ってるんでしょう。うまく短く端折れば、アトラクションで再利用できるかもです^^


イキガミ1.jpg

 厚生保健省の国家公務員に採用された藤本賢吾の仕事は、死亡予告証:通称“逝紙(イキガミ)”を、配達すること。国家繁栄維持法により、全員が幼少時に 注射された中に0.1%で無作為に入れられたナノカプセルが設定された日時・時刻に破裂する。その少し前にリストアップされた、18~24歳の若者が対象 先となる。言われるままに配達して、その人間の最後の生きざまを見届けているうちに、様々に葛藤が生じていき・・という話。

 映画では説明不足ですが、原作では政府内で縦割りに工程を分けて情報を分断し、カプセル破裂日数カ月前でデータをマージするという、お役所的発想をうまく取り入れ納得させていますw
 デスノート的な感じながらデスノートより簡単に多くのバージョンが作れそうな、シリーズ化にもってこいのコンテンツと実感^^
 人の生死を握られているという設定は、「デスノート」や「死神の精度」などの死神系も多いんですが、政府管理系の作品は枚挙に暇ないでしょう。

 本作エピソードは3つ。スカウトされたはいいが、かつての相棒を捨てて思い入れのない楽曲をあてがわれたミュージシャン。政治家の母親の過大な期待に押 しつぶされた引きこもりの少年。交通事故で両親を失い、残された失明の妹をわが身なりふり構わず支える兄。これらの中で、一番好きなのはミュージシャンの エピソード。テーマ曲にも使われていますしねw 原作では、かつての相棒は事故で生死のさなかという設定なのですが、自分もこちらの設定にして欲しかった なぁと思ったりww

 この原作の上手いところは、法により生死を管理された社会と、生を全うしながらも死を宣告されてしまう悲話を融合させたこと。逆に言えば一話で作られて きたような話を管理社会と悲話に分離させ、管理社会を主軸固定にしつつエピソードを複数分散化させたことでしょう。エピソード自体はそう目新しさはないも のもあるし、そういう意味では、星新一の短編「生活維持省」を下敷きにした可能性はかなり高そうですね^^;
 続編はいくらでも作れそうなコンテンツ。あとは泣けるエピソードを探せばいいんですから^^


 (映画では)注射を打った時点で死ぬ人間分かっちゃうじゃない!?と説明不足ですが、原作では政府内で縦割りに工程を分けて情報を分断し、カプセル破裂日数カ月前でデータをマージするという、お役所的発想をうまく取り入れ納得させていますw