
足を運べば、
白く、憤って、取り囲んでくる。
川底に形跡を残せば、
濁り、ふてくされて、さらっていく。
まるでイマまでの存在を打ち消すかのように。
ゴム製の胴長を持ち上げて、
腰よりも上に来ている水の表面を
何度か確認する。

深みに踏み入れば、
自分の居場所をすい込まれそうで
心細くなる。
抵抗してみたり、身をまかせてみたり。
次第にいい距離感を見出していく。
少し厚めの服ごしにも、
ひんやりとした体温を感じる。
しかし、寒くはない。
湿った緑のにおい。
さらに、上流へ。

クマがいる、らしい。
そういう空気、らしい。
目をつぶって、イキモノを肌で感じようとする。
彼らだって、おびえているのかもしれない。
つりあげられたヤマメの白い腹が太陽の光に反射する。
そして、

「キャッチ アンド リリース」
ポリシーだと、
かわづりびとたちは言った。
(父親及びダンディーズ)
釣った後は、
たべたい。
ワタシとしては、たべたい。
。。。美学に苦しむ。
。。。プロダクティブじゃない。
次は、海。。。。。。かなぁ。
海なら。。。。いいかなぁ。
素もぐりをして、
うにを取って、
。。。たべたい。
カレイの揚げ物とあぶらこの煮物も
。。。たべたい。






