はぁ～。。。。
夏が涼しくなる方法って、
南半球に行くしかないんだろか
って、行っても、
今度は冬暑いしな～
と、
あまりの暑さのせいで
アホな事を考えていてピロです。
そんな暑い夏の日、
いつものようにキッチンで
旦那のランチを作っていた時のこと。
この古くて使い込んだ計量カップは、
おばーちゃんが台所にいると、
必ずこの計量カップがある（笑）。
ちょっと想像してみてください。
昔ながらの家の台所。
暑い夏に、おばーちゃんが
窓を開けて扇風機をかけて、
台所に立ってお料理をしている後ろで、
ピロが椅子に座って
そんなおばーちゃんを見ている。
幼稚園のピロ、
小学生のピロ、
中学生のピロ、
高校生のピロ、
専門学生のピロ、
社会人のピロ、
そしてLAに来てからのピロ。
チビだった頃から大人になるまで、
いつも同じ場所に座って
おばーちゃんが昔から同じように
天ぷらを揚げる後ろ姿を見てきた。
なぜそこに座っていたか？
それは勿論、
揚げたて天ぷらをつまみ食いする為
(*≧ｍ≦*)ププッ
な～んて、猫舌なピロは
本当は揚げたてアツアツ苦手（笑）。
だけど、つまみ食いをするピロを見て、
おばーちゃんが
『こりゃ～
！』
って笑って怒るのが見たくて、
それをやっていた感じでしょうか。
中学・高校時代は
死ぬほどママと喧嘩したけど、
そんな時でも
じーちゃん＆ばーちゃんに対してだけは、
昔と変わらず接してましたね。
じーちゃん＆ばーちゃん子
でしたから。
２人の買い物には
必ず付いて行ったんですが、
近所の人や知り合いに会うと、
『あら～！ピロちゃんまた来てたのね～！
おじーちゃん、おばーちゃんと
買い物いいわね～』
なんてよく言われてました。
で、ばーちゃん必ず、
『アミリカから帰ってきてるからよ～！』
とか聞かれもしない事
答えるのね（笑）。
しかもここ、アミリカじゃなく
アメリカなんだけど(⌒-⌒; )
しかし、じーちゃん亡き後、
遺産目当の元父親と元姉の陰謀で、
私とばーちゃんは不仲になってしまった。
最後ばーちゃんが入院しても、
『来ないでくれ』
とお見舞いを拒否され、
会う事もできず、
おばーちゃんはそのまま逝った。
お葬式にも出られず、
その後誰も居なくなった
じーちゃん＆ばーちゃんの家に行った。
生まれてから幼少期を過ごし、
その後も頻繁に訪れていたその家は、
昔の楽しかった雰囲気は
すっかり消え失せて、
人気無く静まり返っている
ただの空間でしかなかった。
私は真っすぐ台所に向かった。
そして戸棚を開けて、
ばーちゃんがいつも使っていた
あの緑の計量カップを手にした。
次に２階に上がり、
応接間の額に飾ってあった
私の七五三の写真や
その他の写真を取った。
そしてじーちゃん＆ばーちゃんの家を
後にした。
人生において大切なものはと、
決してお金ではない。
いい想い出や
それを語り明かせる人物や、
そして、
大切な人が残してくれた物、
とかもそうなのかもしれない。
これを使う度、
あの星川の家で、
おばーちゃんが天ぷらを揚げている
後ろ姿を思い出せるし、
おばーちゃんと
いつも一緒にいる感覚にも浸れる。
今日のナナちゃんコーナー
ナナちゃんの形見といったら
やっぱりこの猫じゃらしかなぁ～（笑）。
ナナちゃんの側にじゃらし有り！
ってくらい大切にしてましたから（笑）。
でもこれは、
一緒に火葬してあげたので、
今はないんです。
あちらの世界でも、
これくわえて
パトロールしてるかなぁ～。
(*≧ｍ≦*)ププッ
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