昨日は、西新宿にあるコクーンタワー1Fのスクウェア・カフェにて


金子勝氏とアンドリュー・デウィット氏の講演会を聞いてきました。



世界金融危機にてサブプライムローンの破綻という住宅バブルの崩壊を予測したお二人の話と


世界金融危機という本はなかなか興味深い内容でした。



お二人は金融危機の根元は複雑な証券化と影の銀行システムが問題であると指摘されている。


複雑な証券化の影響で住宅バブルが崩壊しても損失が確定できずにずるずる来てしまっている。


FRBの負債買い取りも価格を確定させることができないために銀行への資金注入という形になった。


実際にも今でさえ損失が確定できていない。


そして、これによる信用収縮が自動車、学生、クレジットローンにまで波及してまだまだ実体経済への悪影響は


続くであろう。


影の銀行システムとはヘッジファンドや投資ビーグルのことであり、


ベア・スターンズなどはこれらの傘下のファンドが損失を計上して倒産したのである。


ちなみに、これらのファンドはバブル崩壊前は資産が10兆ドルあったのだが、


今ではこれが1.4兆ドルまで信用収縮しているというのである。



アメリカのGDPに占める金融セクターの割合が2割。


本来なら1割が妥当なところであり、これからこの1割分の信用収縮が起こるであろう。



また金融の影響で貿易がストップしている事態が起きている。


これによってコンテナ船のバブル崩壊が起こり、


中国などで需要が増えていたために新たに作られたコンテナ船がこれから出回り、


造船業界が痛手を被ることになる。


また発展途上国の来年の成長率は楽観的にみて5%というところだ。


この厳しい状況だとさらに下がり自然成長率も割り込む可能性がある。


全く持って良いことがない状況である。



グリーンスパン氏がITバブルの崩壊で住宅バブルの危険性はわかっていたが、


成長産業がないとだめであるとのことから住宅バブルを容認した結果がこれの状況だ。



しかし、成長産業がないということは問題であり、


来年から発足するオバマ政権は持続可能な成長産業として


環境エネルギー問題を積極的に取り上げて行くらしい。


これをグリーンニューディールというらしい。


エネルギー転換における革命を起こし、これによって新エネルギー政策で雇用を創出しようと考えている。


米政府のこれに対する投資額は十分な雇用を創出するほどではないので、


エネルギー革命に対して投資を呼び込もうと考えているらしい。



また、シャドーバンキングだけではなくパラレル・バンキングでも問題が噴出している。


これによってGEやGMは倒産の危機に面している。


そこで、太陽光や風力にはロットが不安定でマイクログリットが必要とされる。


GEを生き残らせるためにGEにマイクログリットを作らせ、


グーグルにマイクログリットのシステム管理をやらせようと考えているようである。



本の内容と講演の内容のメモを元にまとめてみました。


そこまで専門的な知識があるわけではないので、間違った記述をしているかもしれませんが、


そのようなところがあればご指摘お願いします。



講演を聴き、これから証券会社で働く予定の僕にとってはただならぬ内容でした。


専門分野以外の知識や専門性も身につけて、


自分の市場価値を高めていかないと本当に危ないという危機感が大きいです。