ベストセラー作家 姜尚中さんの書いた本。
今、巷にあふれている愛国心、愛国は、
特に深く考えもせず、表面的に国を愛しているだけである。
それは本当の愛国とは違う。
愛国とはもっと深いんだ。
愛国とはもっと内面から打ち出る理想が必要だ。
と説いています。
納得できるところもあれば、すんなり行かないところもある。
愛国心を語ることは国の理想を語ることに等しい
確かに今の愛国心は、行き場のない不安定な感情に思える。
この本では特に「美しい国へ」が批判の対象として晒されている。
愛郷=愛国には論理の飛躍があり、おかしいなと思うところがある。
また、戦時の特攻隊に参加した兵隊の文章は、
国や家族などへの愛国心というよりも、そう考えないと敵に特攻することができなかったのだと思う。
本の最後に作者の愛国心が書かれているが、
愛国心は結局エゴイズムなのだと感じた。
その人の信じた愛国は、ほかの人にとっては愛国ではないかもしれない。
この本は、愛国について他人の意見を聞いたり、今一度考えるきっかけが欲しいと思って読めば、
ある程度は参考になる本だと思う。