近くのとんかつ屋さんの閉店が続いている。

 
閑古鳥の鳴いていたお店ではない。
繁盛しており、新しくできた店ではなく長年営業していた、いわゆる人気店ばかり。
中町の龍馬、二子玉川の大倉、桜新町の丸新、用賀のさくら亭。
(ネットの情報では大倉は場所を変えて、千葉で息子さんが開業されているようですが。)
 
あの味をもう一度と思うが、それは叶わぬこととあきらめ、新しい店を開拓しようと決めた。
 
静嘉堂美術館に長男と備前刀の展覧会を見に行った帰りに、用賀や二子玉川へ向かわずに東名高速道路方面に歩き、岡本一丁目の交差点を左に折れ、農産物を直売しているお宅の少し先にその店はあった。
 
道のすぐそばに入り口があるとなぜか思い込んでいたが、駐車場の奥に立つマンションの1階の真ん中にその店の入り口。
店内に入ると広々としたスペースに余裕をもったテーブル配置。
駅近ではないからか。
先客は数組あったが、全く圧迫感がない。
 
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とんかつのおいしい店は漬物や味噌汁も手を抜いておらず、感心させられるものだが、この店も同じだ。
味噌もキャベツ用のドレッシングも、ぬか漬けも自家製とのこと。
とんかつとご飯も当たり前のように美味しかった。
接客されている奥さんもとても感じの良い方でした。
 
ちょっと不便なところにあるので、思いついてお昼に訪問は難しいが、美術館や砧公園、大蔵運動公園に来る機会はたびたびあるので、機会がある際は必ずちょっと寄り道を計画して、おいしいとんかつをいただきたいと思う。