「スピノザの診療室」 | ピロのブログ

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その日聴いた音楽なんかを書いてみます。


夏川草介 / スピノザの診療室







2024年本屋大賞ノミネート作。「神様のカルテ」が好きなら、間違いなく引き込まれるかと。

京都が舞台。
母親を亡くし身寄りの無くなった甥と暮らすため残業の多い大学病院を辞め小さな地域病院で働く雄町哲郎38歳が主人公。
通称マチ先生。
内視鏡の高度な技術を持ち、古巣の大学病院からも未だ声が掛かるも中学生になった甥との生活を優先。
内視鏡術のエキスパートなんだけど、その技術を披露することはほぼなく。
患者との向き合い方の描写が多め。
が、ラストに。
コレはシリーズ化だよね?
南医師との恋バナも気になるところ。
2024#7


表紙をめくると、

スピノザとは······
バールーフ·デ·スピノザ(1632-1677)
オランダの哲学者。レンズ磨きを生業の一つとし、思索と執筆に専念する。人間の行動と感情を嘆かず笑わず嘲らず、ひたすら理解しようと努めた。ヨーロッパの哲学·思想史においてつねに重要な位置を占め、独自の魅力を放ち続けている。著書に『エチカ』『知性改善論』など。