「テーラー伊三郎」 | ピロのブログ

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その日聴いた音楽なんかを書いてみます。

川瀬七緒 / テーラー伊三郎






ウジ虫の出てこない川瀬さん読むのは初めて。

寂れた町の商店街。古くさくて時代遅れの潰れた正統派英国紳士服の仕立て屋。

そんな潰れた仕立て屋にある日、紳士服からとんでもなくかけ離れたものが飾られてて。

それに引き付けられた高校生の「海色」。

十八世紀の特殊な下着で革命を目論む伊三郎82歳。

そんな二人のコルセット革命の物語。

さて、そんなお店で浮き彫りになる商工会、婦人会との軋轢。でも革命を手助けするのも近所の商店の老人達。

スチームパンクとかコルセット×○○とかのイメージが思い浮かば無かったのだけれども、とても引き込まれました。

実際のところそんなマニアックな世界で革命は成功するかなーと思っちゃったりもしたけど、

主人公達が皆マニアックで個性的で好感でした。

その後の商店街の姿も見てみたいなーと。

2018#38