音楽は、意識的に触れるものにしてしまうとパワーを使ってしまいます。
鍵盤に触れるまでに無音で過ごすのは、スイッチの切り替えが難しいと今も思います。
学生の頃はそれこそ、周りも音楽人だらけだったのでいつも音楽に触れられる毎日でした。
社会人になり忙しくなると、ゆっくり音楽に触れることは難しいのでは無いでしょうか?
新生活が始まろうとしている今、気持ちを切り替えようと張り切っていますよね?そこにBGMをプラスして欲しいのです。
我が家では、決められた時間に決められたジャンルの音楽が流れるようにAIスピーカーで設定しています。
朝、みんなが起きる頃にはクラシック
出かける直前はテンポの早いクラシック
日中家で仕事や家事をする時はジャズやポップス。
気分転換でEDMやロック。
夜寝る前はフュージョン
特に朝と夜は映像付きのものは流しません。
家中を掃除をする時はスピーカーから離れるので、掃除する場所にもBluetoothスピーカーを持っていきます。
自分が音楽をやる側になっている姿を想像して欲しいのです。『イメージ』して欲しいと家庭でもレッスンでも伝えていますが、いきなりイメージしてと言われても難しいですよね。
例え音楽をする側になることは無いと思っていても、どんな自分でありたいかイメージして欲しい。
もし、お子さまが練習してくれないとお悩みの方がいましたら、BGMを流してピアノの蓋を開けっ放しにしてあげてください。想像することが表現に繋がると信じています。
私の子どもたちには積極的な音楽教育はしていませんが、物心つくころからこのようにして生活しているので、ピアノが弾けて歌が歌えることは当たり前な意識の中で成長しています。
レベルはさておき、自分の意見を持って音楽を聴ける耳には育っていると思います。
そして、突然ハモリ出したかと思えば、耳コピしたものを演奏したりととにかく自由です。楽譜も読み方を教えたわけではないけど、なんだかんだ今は読めています。
私が教えると怒っちゃうので…特別な才能などではなく、環境だと思います。
私の教室には文字を認識しづらい性質を持った方も通われています。楽譜も厳しいそうですが、ピアノはよく弾けています。自分がどんな風に指や腕を動かすのかイメージをたくさんしています。
そんなこともあるので、楽譜が読めないから面倒だからピアノは弾かないと言う選択をする前に、読めなくても楽器は弾けば音が鳴るんです