週に1回作業療法士の方がリハビリに来る。

リハビリと言っても多系統萎縮症患者はそんなに動けない。

固くなった身体の箇所をマッサージしてもらったり

ベッドに寝たまま脚や手を動かしたり、

より効率的な立ち上がり方、姿勢の指導を受ける。

作業療法士さんは明るく前向きな人で、

入浴にデイケアや訪問看護の提案をしてくれたり

家の手すりを見て、より安全に快適に患者が生活できるようなアドバイスもくれる。

 

ある時、運動ができない父を見て、

プライベートで使って良かったからと、私物の電動フォームローラーを貸してくれた。

とても良かったのでアマゾンですぐに購入した。

私も肩こりがひどい時に借りて重宝している。

(こういう時にアリフィしたらいいのかな?)

 

気のせいかもしれないけど

2回行って止めてしまったデイケアで言語療法士の指導を受けたあと、

劇的に父の言葉が聞きとり易くなった。

 

サービスは提供する側も、受ける側も、程度は個人による差が大きいかもしれない。

本当はサービスしたいけど、人は一度サービスを受けるとそれが当然になってしまう。

結果、もっとを要求されるので、サービスの程度が難しかったりする。

気持ちよくサービスを提供してもらえるよう、良い患者でいようと思う。

 

訪問がある日は朝から掃除をする。

物を片付けて、掃除機と拭き掃除、換気をし、最低限清潔にする。

私は介護という程のことはしていなくて、

父の髪を梳き、ホットタオルで顔と首を拭き、基礎化粧品で肌を整える。

身だしなみを終えた父の顔を見ると、とても大病を患ってるようには見えない。

この病気の特性なんだよなと、いつも思う。

 

次回はグーグルのアプリ、Look to Speakを使ってみたことや

娘の立場での父の介護の関わり(実際は介護とは言えない程度の手伝い)

自分で顔を洗えない患者の顔の拭き方とスキンケアの仕方を話題に挙げてみたい。

タオル一つでもおすすめがあればアリフィするか考えている。