私はアイヌ刺繍ブロガーですが、またまた羽生くんブロガーさんたちの真似事をさせていただきます。
本物じゃないから、書くの遅いです。
内容も浅いです。
情報も少ないです。
でも、皆さんのお陰で行かせていただきました。
NHK杯!
ナイジェリア放送協会じゃなくて、本物の日本放送協会のNHK杯です。
私は直前の6分間練習(6練)が大好きです。
そこには試合に臨む選手たちの、ホームリンクでの顔が見え隠れするからです。
試合直前の緊張、試合への意気込み、戦略、そして選手の不必要な緊張を和らげようとするコーチたちの柔らかい表情。
それは試合の一部でもあります。
フェンスが開くとともに沸き上がる歓声。
あらららら? どよめき第一波。
どひょーっ! どよめき第二波。
おにいさん!
鼻血セットを持っていくの、忘れました。
やってくれますねぇ。
クールなフリして内心は観客のどよめきを聞いて「えへっ」だったそうな。
これで一気に観客の視線と意識をかっさらう。
It's the Yuzuru Hanyu.
ナマで見た感じはもっと落ち着いた色合いでした。
彼の動きに合わせてひらりひらりと青い色が発光する。
無良さんのフリーの衣装と似た素材でしょうか。
角度によって色が変わるから、彼の筋肉の盛り上がりがよくわかるのです。
この大腿部。
日々、彼がいかに厳しいトレーニングを積んでいるかがよくわかります。
まるで運動学の講義用の大腿です。
世界最高の大腿部。
プリンスへのオマージュ。
前回までは100%のオマージュでした。
でも今回はそれ以上のオマージュ。
強いオマージュは完コピから少し離れるものなんですね。
そうそう、大腿部の紋様が少しだけ大きくなりました。
「・」もなくなったし。
6練の前半ではジャンプを確認し、4Loのあとは氷の感触を味わうようにスケーティングを確認する。
そしてリンクを周回しながら、彼はすうっと上を見渡しました。
その視線は天上の隅々にまで気合いを込める。
じっくりと。
じっとりと。
ねっとりと。
私は戦国の武将というものに出会ったことはありません。
でも彼らが今の時代に生きていたら、きっとこんな目をしていたのではないでしょうか。
「ショートは最前列しか見れませんでしたけど」
FSのあとのインタビューで、彼はそう言いました。
やはりこのとき、彼は会場全体をモノにしようと意識していたのです。
天地人を司る。
その意識はいまだに根づいて離れてはいませんでした。
去年の全日本の男子SP。
やはりこの会場で、彼は3A着氷後、そしてステップシークエンスに入る前、やはり天井を仰いでいました。
私は札幌限定ですからあまりたくさんのスケーターを知りません。
でも天井にまで意識を向けるスケーターは、彼の他に織田さんしかいませんでした。
そしてひとりひとりのスケーターが360°だけでなく、上にまで意識を向けているかどうかはB席だからこそより強く感じられるのかもしれません。
そしてプログラムが始まり、彼自身がプリンスの世界にのめり込み、観客も、そしてジャッジをも引きずり込む。
真駒内アリーナの3階席は競り出しています。
だから3階のクセにリンクは間近に感じられます。
しかも上から見るからジャンプやトランジションの軌道がよくわかります。
西側スタンドは一発目と三発目のジャンプが来るところ。
すぐそばで跳んでくれます。
4Loはやっちまったけど、3Aの美しかったこと。
バックアウトカウンターから3Aを美しく着氷し、ビシッと決まるハイキック。
満点だ!
私は自分の心の声に酔いました。
試合後にジャッジスコアを確認したときの嬉しかったこと!
103.89。
それは自らの世界記録に迫るような得点でした。
演技構成点46.54のうち Performance が9.29。
この難しいプログラムによくここまで自分の物語を盛り込んできたね。
ジャンプだけでなくトランジションもスピンもステップも、よく頑張った。
でもきみはまだまだやれそうだね。
もっともっと磨きがかかるはず。
ジャッジからのそんなメッセージでしょうか。
ゆ:もうすこし。
そう、もうすこし。
これが最高じゃない。
もっとやれそう。
私にとってはこの日の演技はもうこれ以上臨むべくもないほどの素晴らしいものでした。
でも彼がここで得ようとしていたものはもっと大きく、私が座る3階席よりも高いところにあったようです。
四体陸選手権と世界選手権、楽しみにしています。
ところで…
大人になったなぁ。
相変わらずプーさんと仲良しだけど、なんだか大人の雰囲気が増えてきましたね〜。
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