メリークリスマスヾ(@^(∞)^@)ノ

 

 

クリスマスをどう過ごすか、考えると今からワクワクしてきます

 

 

お祝いにケーキは乙女の鉄板ですが、ホールケーキ派とブッシュ・ド・ノエル派で分かれるところですね

 

 

皆さんはどちらですか?

 

 

そして、ピリカとメノコの二人は、どんなケーキをよ用意するのでしょうか?

 

 

 

ピリカとメノコのクリスマス 2016

 

 

森の中のデザートビュッフェ

 

ピリカとメノコが今旅をしているところは、前回とは打って変わって雨が全く降りません

 

 

乾燥した空気はありがたいのですが、セバスがたまに静電気を起こすので要注意

 

 

「森ばっかりだね

 

メノコ、きつくない?」

 

「ペースがゆっくりですから大丈夫ですわ」

 

 

「この分だと、今年は森の中でのクリスマスになりそうだね」

 

 

エインセルではクリスマスという概念はないのですが、メノコに教えてもらう珍しい行事は、皆の中で定番になりつつあります

 

 

「BO…!!」

 

 

毎年のごちそうが期待できないことが分かり、セバスががっかりした声をだしました

 

 

「セバス、がっかりしないで

 

実はわたくし、ケーキは何とかなるような気がしていますの」

 

メノコは二人に向かって手の平を差し出しました

 

 

「Bon…?」

 

 

森のそこら中に落ちている小枝のようです

 

 

しかし、鼻のいいピリカがすぐに反応しました

 

 

「それ…甘い匂いがする」

 

 

チョコレートのような甘い匂いがかすかにします

 

 

よく見ると、木の枝とは微妙に違うようです

 

「本で読んだことがありますの

 

 

こういう乾燥した冬の森には、ケーキのような、スイーツのような木が育つそうですわ

 

それも、ちょうどクリスマスの頃に収穫できるんですの」

 

「Bon、Bon!」

 

 

スイーツと聞いて、意外に甘いものが好きなセバスが勢いよく飛び跳ねました

 

 

もちろんメノコも甘いものは大好きです

 

ピリカはしょうがないなぁと苦笑い

 

甘いものは得意ではないけど、正直食べれる木にはすごく興味があります

 

 

「ピリカ、おねがい致しますわ」

 

 

メノコが見たこともないようなキラキラした瞳を向けてきます

 

ピリカも好奇心いっぱいの表情でうなずきました

 

「…まかせなさい」

 

 

 

 

やる気になったピリカは程なくして目的の木を見つけることができました

 

 

 

 

それも、一本の木ではありませんでした

 

グラハムクラッカーの幹と枝にふんわりした甘いスフレチーズを実らせたフワフワチーズツリー

 

 

マロングラッセがぎっしり入ったマロンブッシュ

 

フワフワしたシュー生地が全体を覆うクロッカンブッシュそのもののようなものもあります

 

甘酸っぱい赤い実からは、熟した証でしょうか?クリームがとろりと溢れています

 

一本一本の木がそれぞれ違ったスイーツなっていて、見た目にもとても賑やかです

 

そして、それぞれの木が誘うようにおいしそうな香りを漂わせています

 

夕暮れの澄んだ森の空気に、程よく溶けるおいしそうな香り

 

「Bon!」

 

「うわぁ~♡」

 

甘いものが大好きなメノコとセバスは、思わずふらふらとひきよせられていきます

 

 

嗜めるピリカも、どこかそわそわしていました

 

「森はすぐ暗くなるから早く建てちゃおう」

 

テントが出来上がるころには、あたりは暗くなりつつありました

 

 

スイーツの木の真ん中あたりにテントを建てて、周りに明かりを灯します

 

「セバスは紅茶、ピリカはコーヒーですね

 

二人のマグカップに少しだけとっておきのブランデーを注ぎます

 

ちなみにメノコはミルクティー

 

飲み物を用意すると、いよいよスイーツビュッフェの始まりです

 

 

周りの木から好きなものをお皿にとるもよし、ワイルドにそのままかじるのもよし

 

飴細工のような葉っぱ、クリームがたっぷり詰まった木の実、カリカリのキャラメルみたいな小枝

 

色とりどりのスイーツたちが、明かりにキラキラと反射して、まるでいつか作ったクリスマスツリーのようです

 

「メリークリスマス!!」

 

 

「BonBon!!」

 

「メリークリスマス!!」

 

 

口々に囁く声と乾杯の音

 

 

今年のクリスマスは、少し風変わりなケーキでお祝いですヾ(@^▽^@)ノ