先週、誕生日プレゼントと称して半ば押し付けられた”風呂湯保温機”。

一週間後の昨日、めでたくヒゲ女に返却しました。

ワサビの人生で初の出来事だよ、プレゼントを贈り主に返したなんて。

それだけ、無意味で邪魔なプレゼント=不用品だったってことだ。


舞台は昼休みの更衣室。

我々以外に人は無し。

そこで、ヒゲ女に訊いてみた。

「どうしてコレを選んだの?」と。

ヒゲ女曰く

「身体を温めた方が良いと思って」

「?????????????」

意味が解らないんですけどーーーーーっ!!!

だって、コレは湯船のお湯を温めるためのモノであって、直に身体を温めるモノではないよね?

どうやって身体を温めるというのだ?

そういえば、以前、某通販カタログで似たようなモノを見たことがあった。

それは、『お風呂で使用した後は、湯たんぽにもなります』ってモノだったけど…

まさか、同じモノ!?

だとしても、湯たんぽなら湯たんぽオンリーで充分。

我が家に風呂湯保温機は不要!

なぜなら、一人暮らしだから。

自分が入浴してしまえばそれで終わり。

保温する必要なし!

なぜ、それが分からない?

そう!それは、ヒゲ女だから。

う~む、自問自答…


「悪いけど、コレ、ワサビには必要ないから自分で使って」

「えぇ~…」

蚊の鳴くような、そのうえ、嫌そうな声のヒゲ女。

「あのさぁ、何でワサビの希望を訊いてくれなかったかなぁ?」

「…」

「それに、もし、ワサビが既に購入してたらどうしたよ?」

「持ってたらどうしよう…と思った…」

(質問の答えになってねーーーっ!!)

「だったら、尚更、訊くべきだよね?」

「…」

「プレゼントしてくれるのは嬉しいんだけど、使わないモノを貰っても困るだけなんだよね」

そう言って、受け取った時の状態のまま返却。

はい、開封もしておりません。


かなり失礼なことをしているのは充分承知。

しかし、相手はヒゲ女。

相当なダメージを与えてもゾンビだからすぐ立ち直る厄介なヤツ。

この出来事も来週には記憶から消し去っているに違いない。

そう。ヒゲ女とはそういう生き物なのだ。