EUでブリアードの遺伝性疾患として股関節形成不全 とCSNB(先天性静止夜盲症)が指定されています。
アイとカムイの股関節評価をJAHDにて行いました。
まずはアイちゃん


右2/左3, HD:A評価, 膝:Normal 

次にカムイ


右3/左1 HD:A評価, 膝間接:Normal 

詳しい見方はこちら

片側間接ごとに0〜45ポイント、関節炎の炎症又は懸念が高まるほどポイントが高くなり(0〜5/項目)、限りなく0に近い方が評価が良いということになります。
両者A評価、とても良い結果で一安心ニコニコ
カムイの父ちゃんのWiffin 
私が知る限りのEUブリーダー達はこの評価をとても重要に受け止めていて、HD A評価であることを前提にブリーディングされている犬舎がとても多いように思います。
子犬情報には親の情報が明記されていて、これら2点の先天性疾患、その他ショーの受賞歴や訓練資格なども公表している犬舎をよく見かけます。これはブリーダーとしての誇りですね。
また、EU•カナダ•アメリカ等各国にブリアードクラブが設立されていて、EUの場合は容姿のみならず牧羊犬としての本能を審査する検定試験があったり競技会が頻繁にあります。容姿のみならずその犬種の伝統と本質を守る為にこだわりを持って繁殖されているんですね。毎年10月にはナショナルブリアードというイベントがあり200頭以上のブリアードがフランスに集ってハーディング競技やリング(防衛)、ショーを行うそうです。これにはいつか必ず行くつもりです。

ブリーディングは犬舎ごとに追い求めるカタチというのが違っていて、ショータイプだったりワーキングだったり、もっと細かく言うとワーキングでも牧羊犬やIGPのような競技犬、実践的なK9等、骨格・毛質・カラーだけではなく、個体差はあるものの気質や能力は両親や血統から子犬に色濃く受け継がれます。アイとカムイは1歳にして1時間のトレーニングに難なく集中できるのは親の因子を受け継いだ結果だと思います。




私はブリアードならなんでも良かったわけではなく、ワーキング系を主体に探しアイの犬舎と出会いました。しかもブリアードの原産国フランスから迎えることができたのはとても誇らしいことです。そしてアイの犬舎繋がりでチェコの犬舎を紹介していただき、容姿・気質・骨格全てを兼ね揃えた素晴らしいカムイを日本に入れることができたのです。少しドジっ子なのはご愛嬌ということで爆笑
父ちゃんなんか言った?

それではまた、ご機嫌よう🍀