パイレーツは今オフにジョエル・ハンラハンをトレードすべきです。


ハンラハンは来オフFAですが、その補償としてドラフト指名権を得ることは出来ないと考えるべき。
保障を得るためには、年俸上位125人の平均額で1年契約をオファーする必要があります。
今オフだと1330万ドルで、来年も大きくは変わらないでしょう。
このオファーを選手が拒否して初めて補償を受ける権利が生まれます。
ハンラハンは今オフの年俸調停予想額が690万ドル。
2013年の年俸は700万ドル前後になるはずです。
つまり、FA保障を得るためには来季年俸のおよそ2倍の金額を提示しなければなりません。
こんなリスクの塊のようなギャンブル、出来ませんよ。
パイレーツがクローザーに1300万ドルも支払わなきゃならないなんてことになったら笑えない。
今年と同様の成績でも厳しいのに、成績が悪化すれば100%FA保障は貰えません。

昨オフにも私はハンラハンのトレードに関するブログを書いているように、彼がトレード候補になって久しい。
出し時が見つからず今日に至るうちに保有期間が短くなり、年俸は上がっていきました。
当然ながらハンラハンのトレードバリューは低くなっています。
しかし、今季終盤の不調も悪い印象を残しているのでしょうが、TJ手術で投げていない元クローザーだったり、未知数で若くもない藤川球児になかなかの規模の契約を与えている。
トレードで何かを失うよりも金だけで手に入るFAの方が手を出し易いというのはあるでしょうが、ハンラハンに需要が全くないわけではないはず。

トレードせず、何も得ることなくクローザーを流出させるのは駄目だ。
シーズンが始まってしまえばトレードバリューはさらに落ちます。
できる限りの見返りを得てトレードするのがGMの仕事だ。
就任以来、トレードの練習は積み重ねてきたはず(笑)

トレードしないのであれば、2013年を勝てるよう他のポジションを強化すべきです。
チームが勝てず、ハンラハンがただのFAになるのは最悪のシナリオ。



マリナーズとギャレット・ジョーンズのトレードを交渉していますが、パイレーツは恐れ多くもタイフアン・ウォーカーを要求したようです。
もちろん断られました。
まぁ、要求するのは自由ですしね(笑)。
より良い見返りを求める姿勢は良いです。