普通の生活をしていては
食べ過ぎる 


今日はちょっと昔話


 かつて強大な勢力を誇った
ローマ帝国があったことはみなさんご存じでしょう 



この国は
「パンとサーカスの都」
と呼ばれ




広大な属州から集まる富のおかげで
貴族から市民にいたるまでが

遊んでいても食べていけるほどの
ゆたかな暮らしを送っていました




 貴族たちはしばしば宴会を開き
贅の限りを尽くしました





次から次へと食卓に出される料理に舌鼓を打っては
飲めや歌えの大騒ぎ


「もうこれ以上食べきれない」 

となると


さて
彼らはいったいどういう行動に出たと思いますか? 



なんと驚くことに
お供の奴隷に
自分の口をクジャクの羽根でつつかせ


食べたものを吐き出し
さらに食べ続けたのだそうです

 




こんな生活では
彼らの体脂肪の数値も
おそらく尋常ではなかったことでしょうね



でも、ちょっと待ってください 


食べ過ぎで太ってしまうことに
頭を悩ませている現代社会も、


どこか似ていると思いませんか 



 飽食の時代
ゆたかな国ニッポンには
食べ物があふれかえっています



街を歩けば
そこかしこにあなたをグルメの世界へといざなう
ネオンサインやディスプレイ


24時間
いつでも手軽に食べ物が買えるコンビニ 




“食”
からの誘惑は尽きることがありません



 また
近代化された世の中では



体を動かすことも非常に少なく
すむようになりました


ちょっと近くの買い物にもクルマで
1つ上の階に上がるのにもエレベーター



休日はテレビの前にお菓子や飲み物を総動員して
1日ビデオで映画三昧……




こんな運動不足
高カロリーを摂る生活
をしていては体脂肪が増えないほうがおかしいですね


 



文明社会は
自ら体を積極的に
動かしていかないと
健康を害する


という皮肉さを生み出しました・・・・・




便利で豊かな世の中は
私たちを確実に太らせます



無意識のうちに
普通に暮らしていれば
食べ過ぎてしまうのです



食べ過ぎないことを意識していくのが
現代社会で生きるコツといえるでしょう


 アスリートに限らず
“ハングリー精神”は


普通の生活を送る私たちも
大切にしていきたい心構えですね




自分にも言い聞かせたい一言!



食べ物がそこにあるからといって
見境なく食べていては
確実にあなたを太らせます・・・







そこんとこ
肝に銘じておきましょか