2ヶ月前のあの日、2022年2月23日のことをナナが話します。
心がしんどい方は読まないでね。
ナナはハハの手が大好き。
いつもハハの手でペッタン、ペッタン希望です。
ハハの手でうとうと。至福のひととき。
ん?
チチ!
ジャマしないでください!
カゴに戻されたらハハを呼びつけて
お手々ペッタン希望。
ずっとずっと、いつもいつも、ハハの手の中にいたいんです。
あの日も…
朝は和室でハハとデート。
お歌を歌って♪
遊び疲れたら
ナデナデしてもらって手の中で二度寝。
お昼ご飯食べたらカゴから出て
お手々ベッドに膝掛け布団でウトウト。
あ、チチ!
ナナとハハのジャマをしないでください!
最近お風呂に入ってなかったから
顔を洗って、
ハハの手で乾かして。
さっぱりしたらカゴに戻って…
ナナはハハの手から巣立つ決心をしました。
ハハは何度もカゴに手を入れて
ペッタンしていいよって何度も何度も言うけど
ナナは心を決めたんです。
ナナはハハの手を卒業するって。
ずっと甘えてていいのに…
何度も何度もハハの手の誘いを断わりました。
どうして?ってハハは何度も何度もナナに聞きました。
ハハを連れては行けないからです。
ハハがついて来ないように、ナナは我慢しました。
最期まで甘えてほしいのに…
虹の橋に通じるトンネルを探していたら
察したハハが半分カバーで暗くしてくれました。
ナナが心を決めたって分かったよ…
夜、ハハはナナをチラシベッドにそっと寝かせて
何度も何度も言いました。
「また明日ね。」
おやすみ。また明日ね。また明日ね。また明日遊ぼうね。ナナ、また明日ね。また明日だよ…
ハハ…分かってくれたんですね。
ナナは夜の間に巣立つと決めたこと。
ナナは1人で行きます。
ハハを一緒に連れて行けないんです。
夜中に目を覚ましても、ナナのそばに来ないでください。
…心の中でハハにお願いしました。
何度も目が覚めたけどナナのそばに行くのを我慢したよ。
ハハの手から飛び立たせてあげたかった…
一緒に行きたかった…
朝…
ハハはそっとカバーを外して
ナナを抱っこしてくれました。
温かいハハの手、大好きです。
ナナはハハの手を温めてあげられなくてごめんね。
羽を1枚、置いときました。
ハハの手、からっぽ?
いいえ、ナナはハハの手の中にいますよ。
ナナ、ナナ、ナナ、ナナ、ナナ!ナナ!ナナってば!
一緒にお空に連れて行って…
ハハ。
ハハ。
ハハ!
ナナはハハの手の中にいますよ。
いつも、ずっと…いつまでも…
非公開にしようかと思いましたが、
ナナに心を寄せてくださる方にお知らせしようと全公開にしました。
ナナはこんな気持ちで巣立ったのではないかと…。モモママの勝手な想像です。
2月23日の午後、ナナは頑として手に入りませんでした。
夜中に1人で旅立つんだというナナの決意を感じました。
モモママがついて行かないように…
ナナは最期まで本当にカッコよくて可愛くて、
賢くて頑張りやさんで、力持ちで我慢強くて、
とっても、と~っても、優しい、いい子でした。
最期までモモママを守ってくれて…
ナナ、大好き。ナナに会いたい…![]()
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