茨城センターにて失われた2匹の命…無念と後悔と… | NPO法人 アニマルブレス

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人間と動物がお互いに気持ちよく暮らしていける事を目指して
ノラ猫の不妊手術の実施、適切な飼育方法の指導・推奨
又、動物愛護センターより負傷猫を優先しての保護活動しております。

約2週間前に茨城センターにスタッフのFさんと同行しました。



結果、5匹の猫を当方で引き出し保護となりました。とりちゃんもその中の1匹。


ですが、事前のセンターとの連絡で、
長毛ちゃん1匹は確実に保護をお約束してましたが

私達は、他にも収容されてる猫もきっといるだろうと予測し

数個のキャリーを積んでセンターに向かいました。


上矢印こちらが収容室。

ですが、職員さんからは
今のところお渡し出来る猫はやはり1匹のみで、キャリーは一つだけで良いと言われ、  収容室に入りました。



でも、収容室に入るととりちゃん始め、
複数の猫が。

Fさんが飼い主放棄の猫を2匹保護してますが
同じ所から更に2匹いたのです。

ケージに2匹ずつ入っていて、
Fさんは痩せていて体調が悪そうな2匹を優先しました。

もう2匹は
職員さんに、他団体さんにもお話しをしてみてもらえませんか?お伝えし
その時は処分される様な空気は感じられませんできた。

しかし一昨日、その2匹が既に処分されてしまった事が判明しました。

………
言葉を失いました。

私もFさんもその2匹を受け入れる余裕が全くなかった訳ではなく、

でもそうは言えど他団体さんにも御協力頂ければと。

1匹保護するにもお金が掛かりますし、
保護してから病院に行き状態を調べ
それによっては介護や看護の必要性があるかも知れません。
保護してみないと、どれだけの負担があるのか全く分からないのです。

でも処分されてしまうと分ければ
保護してました。

いつもご多忙にも関わらず、
気にしている犬猫がいれば、処分前にご連絡を頂いてました。

まさか…
こんな事があるなんて…

職員さんはきっと、
5匹も引き取ってもらったのに
更なる打診なんて出来ないとのご配慮だったのかもしれません。

でも、私もFさんも後悔と涙と悔しさと
色んな感情が合わさり、
冷静にはなれません。


茨城センターは、
広い茨城県にたった一つしかありません。

私の住む埼玉県には計4ヶ所の動物指導センター等、処分場があり、
各センターに毎日毎日の収容はほぼない状態ですが

茨城センターは違います。
そんな中で収容室も小さく、
処分しなければ機能していかない事も理解出来ます。

でも、2週間前の時点では
猫収容室にはそれほどいなく、当方が5匹保護してますので、
かなりの空きがありました。

その後も2匹収容されてる様ですが
機能しなくなる状態には至ってないと想像されます。


茨城センターはガス処分です。
猫は強いので、ガスに散々苦しみ、
火の中に入れられます。

決して安楽死ではなく、
人間の都合でこうして苦しみもがき
焼却されます。

もう、骨を拾うことも出来ず、
全てが失われたあの2匹の事を考えると

悔やんでも泣いても
怒っても悲しんでも

戻ってこない…

改めて動物指導センターの怖さを思い知りました。