シュタイナー的な子育てのススメ
【予定を子どもに教えない】

みなさん!夏休みいかがお過ごしですか?
私は、二人と年の差兄弟の過ごし方について悩みつつ。
次男を早朝公園でひと遊びさせてから、長男の宿題タイム。

そしたら、お兄ちゃんの宿題教えてコールに、
弟の外に行きたーい!の叫び声が無くなる。
技を発見して日々実行しております。

夏の朝は気持ちいいですね。

さて、ブログタイトルにもありました。

シュタイナー的な子育てのススメ
【予定を子どもに教えない】

について、書いてみます。


明日はなにするの?

よく、うちの次男(3歳3ヶ月)
が寝る前に聞いてくることです。



明日はなにするの?
と次男が寝る前に、聞いてきたときは、わからない。

といつも答えます。
決まっていることが多いのですが。

うっかり伝えてしまう日もあるのですが、

その時は、嫌だー!とか、楽しみ!とか、

2つの選択肢しか言いません。

これは、どうしてでしょうか?

シュタイナー教育の幼児期や、
学童期の子どもたちに明日の予定というのを
あまり教えません。

それもどうしてでしょうか?


いろんな理由をおっしゃる
シュタイナー教育の先生たちが
いると思うのですが。

私は、2つの理由を考えます。

ひとつめ

それは、
うちの次男の例えにもあげたのですが。

小さな子どもたちというのは、
○か✕だけの単純な世界で生きています。

真ん中の曖昧な、
どちらでもない。
という世界をまだ知らないのです。

?が浮かんだ方もいらっしゃるかもしれないので、
もっと!説明しますね。

例えば赤ちゃん。

お腹が空いてなく。
おっぱいを飲んで満足して笑う。

知らない人に、だっこされて、こわくて泣く。

大好きなお母さんに抱っこされて嬉しくて笑う。

心地よいか?心地よくないか?

その2択の世界で子どもたちは生きています。

それが少しずつ、自分という軸を見つけて、バランスを取ることを覚えていきます。

小さな子どもたちはまだ、バランスを取る練習をしている途中です。

私という真ん中を作るために、 
幼い子どもたちは、二択をしつつ、
真ん中を探している途中なんです。

だから、明日の予定や、
早めにいろんな予定を聞かせられると、

それは良いな!とか、それは嫌だな!
の二択になって不安になったり
心配になることが多いのです。

これは、情緒のまだ育っていない
発達の遅いお子さんにも言えます。

だから、慣れ親しんだ、
安心できる環境で
変化なく過ごすことが大切なこと。

シュタイナー教育の幼児期の
理想的な姿として、
毎日が、同じであることがあります。

一日のリズムが一緒。

一週間のリズムが一緒。
そして、四季、一年のリズム。

これは、シュタイナー教育でも
基本的なところなので、
よくご存じの方もいらっしゃるかもしれません。

不安なく、安心した生活が
幼児期の健全な心と身体の成長を、
助けると考えます。


【予定を子どもに教えない】

という理由の大きなものとして。

絶対に予定変更はないか?
予定変更があった場合。

小さな子どもは、
折り合いをつけることがとても難しい。

例えば今はまだまだ、コロナの、世の中。

急なイベントの中止、
会いたかった人に会えなくなる。

ということは、日常です。

早めに教えたそのイベントは、
必ず実行されないかも?しれない。

楽しみにしていたのに。

がっかりする。

【予定を子どもに教えること】は、

もしかしたら、
その夢見る気持ちを
ガッカリ
させることになるかもしれない。

小学生も大きくなれば、
予定を聞きたいかもしれません。

そして、お母さんの考え方が、
お子さんに誠実でありたい。

内緒にせずに
きちんと子どもには伝えたい!
という気持ちや、考え方ももちろん。

大切です。

森のようちえん
自由保育の幼稚園などでは、
このような視点ではなく。

子どもを別の視点で大切にしていて。
予定をきちんと伝えることを
大切にしている保育が多いように感じます。


でも、シュタイナー教育の考え方では、

小さなうちは、
嬉しいことが目の前に訪れたら
ものすごく嬉しいです。

嬉しいことがあると知っていて。

何日も何日も楽しみにしていたのに。

大人の都合や事情で駄目になってしまった。

どちらの経験が子どもにとって良いのか?

というと。

やっぱり。
後者かなと感じます。


シュタイナー教育 で、
ファンタジーの世界を大切にする。

というものも有名でありますが。

子どもをガッカリさせない。
夢を見ている状態で
ふんわりと幼児期を過ごさせる。

厳しい現実を知らせるよりも。

残念ながら、、、。
をたくさん経験させるよりも。

嬉しいな!
楽しいな!

をたくさん子ども時代に
経験してほしいなと考えます。

アトリエベッポのりちゃん先生のオススメする。
シュタイナー的な子育てのススメ

良かったらご参考に、
みなさんの子育てに取り入れてみてくださいね!



子どもが感じている世界はどんなものなのだろう?

子どもが認識している世界はどのくらい?

そんなことを知ると
よりよく子どもたちにアプローチできます。

シュタイナー教育の基本的な
子どもの大切な成長発達の節目をきちんと理解し。

一人ひとりの個性に
よりそうことをご一緒に学びませんか?

知識だけではなく、
実際に自分の場合はどうだろう?

そして、実践するところまで、
応援している講座です。
 


近く、ミニシュタイナー講座と
講座の説明会を開く予定です。

公式ラインよりお知らせしますので、よろしければ。

アトリエベッポの公式ラインにご登録くださいね!


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追伸。

今日のこと。
アトリエベッポの工作セットでいつも素敵な作品を作ってくれている●くんが京都旅行に来ていて、
一緒に遊ぶ予定でした。

家族の急な事情で会えなくなっちゃって。
本当にごめんなさいで、私は悲しい一日でした。

●くんのお母さんに私と会う約束をしていることを内緒にしてもらうようにお願いしておけば良かったなと。

そんなこともあって、このブログを書きました。

●くん!また、横浜行くし!絶対に会おうね!
今日は本当にごめんね。


子ども造形美術教室アトリエベッポ
友繁典子
でした!