先生!
うちの子!
手や足が汚れることを極端にきらうんです。
本当は、泥んこあそびに粘土あそび。
全身絵の具まみれで遊んでほしいんですけど。
なかなか、やろうとしないんです。
嫌がって無理やりさせようとすると泣いてしまいました。
というお悩みを持つお母さんはとても多いです。
乳幼児さん親子に関わる仕事をもう10年以上していますが、
いつの時代もある一定数のお母さんからご相談を受けます。
うちの子も
夢中になって、全身泥だらけになって遊ぶこども!
こどもらしくていいな!
うちの子もあんなふうに遊べたらな!
でも、少しでも汚れてしまったら、ママー!と手や足を拭くこと言ってくるうちの子。
そんな悩みを持たれるお母さんはとても多いです。
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手形を取るとき、嫌がるお子さんは多いです。
教室をしていても10人のおこさんがいたら、二人くらいは汚れることが苦手なおこさんがいらっしゃいます。
乳幼児期に育てたい大切な5つの感覚の一つに触覚があります。
アトリエベッポでやっている授業でもその触覚を刺激すること。
いろんな感触を体験することを目的とした授業もたくさんあります。
触覚
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皮膚など体が触れて感じた脳への快い刺激を通して自分の世界を広げ理解を深めていきます。
シュタイナー教育では、12感覚という考え方があります。
その中でも、触覚を刺激することで、自分の境界線を知り、自分と他者の境界線を確立することを助ける。
とても大切に感覚であると言われています。
そんな事を聞ちゃうと、
ますますうちの子が汚れることを嫌がること、なんとか出来ないかな?
みんなと同じように、全身を使って遊んでほしいな!
と思ってしまいますよね。
触覚を刺激する遊びは泥あそびだけではありません。
こんなことでも触覚を刺激しますよ!
◎ママとのスキンシップ
(お膝に抱っこしてみたり)
◎お風呂に入ること
◎お絞りで手や顔を拭いてあげること
◎気持ちの良い布にくるまる
などなど、日常生活でも触覚を刺激すること育てることは出来ます。
でも!やっぱりみんなと同じように楽しんで遊んでほしいし、気になりますよね。
どうしたらいいのかな?
汚れることを嫌がるお子さんがいた場合、
アトリエベッポでは、
無理やりさせようとはしません。
汚れることを嫌がることには、そのおこさんそれぞれいろんな理由があります。
ものごとに慎重なお子さん。
経験として汚れるあそびをあまりしてこなかったお子さん。
感覚過敏のお子さん、発達に課題のあるお子さんの場合もあります。
どうせ、汚れることを嫌がるし参加できないしやめておこう!
と思われるかもしれません。
それでも!
こんなあそびをしているお友だちを見ていること。
それだけでもものすごい刺激になります。
同じ空間にいながら、実際にはやっていなくても、心のなかでは、汚れて遊ぶことを体験しているんです。
もしくは、お母さんが楽しそうに粘土で遊んでいるのを見ていること。
その時、お子さんはやっていなくても体験していることと同じ効果があります。
まだ、小さいうちは、こどもとママの心は一緒なんです。
ママが楽しいとボクも楽しい!
だからこそ、汚れることを嫌がるお子さんのママは、
ぜひとも!ママが!
汚れて遊ぶことを実際に体験してみてください。
その時には、すぐには、無理かもしれませんが、少しずつ少しずつ!
こどもたちは、汚れて遊ぶことが好きになってきます。
アトリエベッポでは、
汚れることがへっちゃらになって、積極的に遊びはじめた、おこさんがたくさんいらっしゃいますよ。
その時には、すぐには、無理かもしれませんが、少しずつ少しずつ!
もし、最後まで手足が汚れることが苦手だったとしても、その空間にいたこと。
ママが楽しそうにしていたこと。
お子さんの経験として残ります
うちの子、手や足が汚れることを極端にきらうんです。
お子さんの目の前に現れていることを、その行動だけに注目して、悩むのではなく、
ふかーく!ふかーく。
お子さんの内側を見つめて行けたらなと思います。
もしかして!発達障害?感覚過敏?など悩まれることもあるかもしれません。
悩みますよね。
そんな時は、
そのお子さんをよく観察してお母さんと一緒に考えてみたいなと思います。
町の小さな美術の教室を入り口としていますが、
お子さんの成長発達を大切に、
こどもたちをやさしく見守れるそんなお仕事が出来たらないつも思っています。
現在、アトリエベッポの乳幼児さんの教室は、土曜日を中心に活動しています。
8月の泥ねんど遊びは満席となりました。キャンセル待ちのみ受けつけております。
9月の土曜日の教室も募集を開始しています。
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