ゴールデンウィークももうすぐ終わりですが、みなさんは、以下がお過ごしでしょうか?

近所ではすくすくと竹の子が伸びていました。





京都市左京区岩倉、国際会館駅から近く。
こどものお絵かき、工作の教室。

こども造形美術研究所アトリエベッポの友繁典子です。

みなさん、いろんなところに旅行など、楽しい日々を過ごされたことと思います。

こどもたちもきっと、生き生きしていたのでしょうね!

私もそんな休日を過ごしました。

ゴールデンウィークの前半は、
ただいま、
勉強中のシュタイナー教員養成コースの勉強会のため横浜へ行きました。

横浜シュタイナー学園を会場に行われる、シュタイナー教員になるための勉強会です。

北は、北海道から南は山口県から、30名ほどのシュタイナー教育に興味のある大人たちが全国から集まりました。

公立の学校の先生に、オルタナティブ教育に関わっている先生たち。

私と同じような美術教室の先生や福祉関係のお仕事の方に、お母さん。

実に多岐にわたるメンバーです。

今回で3回目になる、この講座。

授業も本当に面白く楽しいものばかりで、親しいお友だちも出来たり、先生たちともいろんなお話をしたり、とても有意義な3日間を過ごしました。

去年の一年間、北海道の人智学共同体、ひびきの村でシュタイナーの思想について、一年間学びました。

そして、実際に、具体的に学校ではどのような教育がなされているのだろう?

私もアトリエのこどもたちにシュタイナー教育を伝えていきたい!との思いで、この二年間のコースの受講を決めました。

小さなこどももいる私が受講することは、金銭面でも、生活面でも、かなりのハードなことです。

それでも!それでも!

勉強したい。

ひびきの村で勉強したシュタイナーの思想をもっと仕事に応用したい!と熱い想いが込み上げてきました。

それくらい、シュタイナー教育は素晴らしいと思っています。

どうして、そこまで素晴らしいのか?

一言では語ることは出来ないのですが。

シュタイナー教育に興味を持ったのは、十数年前のこと。

そのころ、学童保育で働いていました。

100名近い子どもの在籍する学童保育でした。

職員は4名。

もちろん、行き届かず、あちらこちらで喧嘩が起こり、騒がしい場所でした。

いつもいつも、怒鳴ってこどもを羊のように追いかけていました。

そんな状況なので、荒れたこどもたちも多かったです。

喧嘩の仲裁も沢山しました。

泣くも多かったし、こどもたちはとても乱暴でした。

大声で
「時間だよー集まれ!」

「いつまで、遊んでいるんだ!いい加減にしろ!規律を守りなさい。」

そんなことばかりを毎日、子供集団を動かすためにしていました。

毎日が戦争みたいでした。

だけど、そんな合間のちょっとした時間に。

少しだけ、こどもたちと遊んだり触れあったりする時間。

ぽつぽつと秘密の話をしてくれるこどもたち。

なんだか、わかり会えたような時間がありました。

こどもたちは。
一人、一人は、本当にかわいくて、光輝く存在でした。

だけど、集団になったら、なんでこんなに荒れるんだろう?

どうして、学童でこどもを怒鳴ってばかりいないといけないのかな?

そんな悩みは日に日に大きくなりました。


そんなときに出会ったのがシュタイナー教育でした。

これは!すごい!

こんな教育があったなんて。

当時の私はビックリして夢中でいろんな本を読みました。

でもさっぱりわからない。

よし、シュタイナーの学校に行ってみよう!

と仕事をやめて北海道のひびきの村に行きました。









それが、シュタイナーの思想をふれた初めての経験でした。

私のシュタイナー物語りの1ページでした。

あれから、いろんなことがありました。

学生時代のアルバイトも入れると子どもの仕事をしてから、15年ほどになります。

シュタイナーを勉強すればするほど、子どもたちと時間を共にするなかで、悩んだことが解決していきます。

そして、クリアになっていく。
それは、もしかしたら、人間としての成長かもしれません。
シュタイナー教育ってなんだろう?

いつも、いつもよく考えます。

シュタイナー教育ってなんだろう?

ひとことでは言えないのですが、

ひとこと、で言うと!

こども時代をこども、らしく成長できるようにする。

では、ないでしょうか?

幼児期は知的なことをせずに、
夢のようなメルヘンの世界を生きる。

身体を成長させる。

学童期は、

その幼児期にしっかりと育まれた身体という器に、世界の美しい法則や基本的なことを覚えていく。

少年期には、

学童期に育まれた感性や心を使って、自分というものを模索していく。

そして、しっかりと自分で自分のことを考えられる大人へと。

そんなことをやっているように思います。


ゴールデンウィークの前半三日間。

シュタイナー教育の勉強会に参加してみて、私なりに感じたことでした。

さぁ、これからどうやって、アトリエベッポの授業に生かしていこうか?

実践の日々が続きます。

思うことは、習ってきたことをそのままするのでは、なく。
アトリエベッポに参加してくれるこどもたちに、何か美しい体験を残してあげたい。

教師としてどのようにこどもたちの前に立つのか?が重要なんだと思います。

シュタイナーの授業をそのままするのは、やっぱり違うなと思うことだけは、確かです。

一番願うことは、

アトリエベッポに参加してくれるこどもたちや保護者さんが、何か美しい体験を通して、
自分は素晴らしいものだ!

と感じてくれたら嬉しいです。

アトリエベッポ
友繁典子


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