京都市左京区岩倉 国際会館近く こども造形美術研究所アトリエベッポの高嶋典子です。
夏のおやこアート教室 3回目 8月5日
ねちょねちょ絵の具の大きなお絵かき の レポートです。
今回も本当に沢山の方にご応募いただきました。
また、このプログラムは、大変人気のためにお断りしたかたも沢山いました。
大変申し訳ありませんでした。
さて、この日は8名の子どもたちと7名のお母さんたちが参加してくださいました。
最初に自己紹介。
(終了後お母さん同士おしゃべりできるように話題の種をまいてもらいまた。)
その間子どもたちはすこーし我慢。
3回目の今回は、4回の講座のうち、少し人も入れ替わりました。
今回が初めての方もいれば、3回目の方も、、、。
どうしたら、初めてのママさん同士でも、親近感もってもらえるかな?
無い頭を絞りました! 子どもたちの出産話しを一人ずつ話して頂きました。
今回も子どもたち、大人のお話時間につきあってくれました!ありがとう。
自己紹介が終わると手遊びの時間。
子どもたち一人一人が主人公になれる手遊びです!
いつお名前呼ばれるか、、、。子どもたち、ワクワクしてかわいかったです。
「いっぽんゆ~びいっぽんゆ~び♪ あっち向いてこっち向いて ♪
何々ちゃんはどこだ~♪ こっち!」
でお子さんたちをみんなで指さす手遊びです。
お家でもパパやママを歌いなが指でさしているお子さんもいるそうで、、、。
そんなお話し、ママさんたちしてくださってうれしく思いました。
教室に入ったときから大きな紙が床に貼ってありました。
待ちきれない子どもたち。
冷蔵庫でひんやり冷やした、 ねちょねちょ絵の具で、、、、。
さっそくお絵かき開始です。
最初はおそるおそる、、、。
手でちょびっとね、、、、。
他のお友達から刺激を受けて、、、、。
だんだん大胆に!
色が混ざってきれいなことを発見!
足でも描いてみる。(ママも一緒です。)
いつもいつも、私が声をかけること!
「おやこアート教室ですので、お母さんも一緒に楽しんでくださいね!」
大好きなお母さんが楽しそうにやっているのを見ると、
「私もやってみたい!」 となります。
そして、昔、子どもだったママには、、、。
子どもの時の感覚、思い出して童心に返って楽しんで欲しいという狙いもあります。
→私はこの感覚が、子育てにおいてとっても大事なことだと思います!
子育てをしながら、もう一度、ママも一緒に育つこと出来るのです。
子どもがいるってとても幸せなことです。
ぜひ一緒にいろんなこと楽しんで欲しいと思います。
アトリエベッポの大きなコンセプトの一つです。
だんだん、子どもたちも、紙も色とりどりになってきました!
思いっきり描けるように、破れないように、、、。
少し、お高い障子紙を使っています。 どんなに塗りたくっても破れませんでした。
もう絵の具が乗りません。
もう絵の具も無くなりました。
子どもたちの顔がまだやりたいけれどすっきりしていました。
大人たちで後片付をしました。
べとべとだった、ビニールシートもみんなできれいにしました。
そして、これから、、、。作品作りのはじまりです。
今度は指で、、、、。
透明のビニールの板の上に、、、、。
絵の具を出して、、、、。
指でまぜてみる。グルグル。
手でべちょべちょ。
色がまざってきれいなピンクに、、、、。
その絵の具のついた板を、、、、。
エコバックの上にペタン!
ステキなバックが出来ました。
最後に版画の技法を使いました。
たくさん描いた、大きな絵は持って帰れないけれど、、、。
小さなカバン。今日の記念に、楽しかった思い出に、、、。
いろんなところで使ってもらえたらうれしいです。
最後にこんな絵本を読みました。
田中絹代・作
福音館 2006年
私が学生の頃からとても気になっている大好きな、絵本作家さんです。
他の作品もとても独特の世界観がすばらしいです。
暑い夏のトマトさんの水遊び。
小さな生き物たちへの優しい描写がとてもステキな絵本です。
他にこんな作品があります。
『おきにいり』(ひさかたチャイルド)、
『おばけがこわいことこちゃん』(ビリケン出版)、
『ねえ だっこして』(金の星社)、他多数。
授業終了後は、自由参加ですが、みなさんと一緒にお昼ご飯を食べました。
プログラム開催時のお子さんの様子など一言ずつ感想や気付きをお話していただきました。
後日いただいた、感想をご紹介いたします。
わたしは、石と粘土の工作とねちょねちょ絵具のお絵描きの会に参加させていただきました。
今回が初めての参加でしたが、娘は臆することなく堂々と参加してくれたことに、まずはホッとしました。
講座の始まり方が、「さぁ、作りましょう!さぁ、描きましょう!」という感じではなく、
その日使う素材に触れたり、絵本で学んだり、「導入」があったことが良かった のかもしれません。
まずは興味を持たせる、そこが一般的な教室とは違う点だな、とも感じました。
さて、今回娘がとても気に入ったのが、ねちょねちょ粘土のお絵描きでした。
手や足、全身を好きなように使って好きなように描く。
お手本もなければ、ルールもない。
その自由さが、自由な性格の娘にも合っていましたし、とてものびのびといい表情をしていました。
服が汚れようが、顔や髪に絵具が付こうが、気にすることなく思いっきり描いていた娘を見て、
私が経験したことのなかったものを経験してくれているようで、うれしく思いました。
わたしは型にはまることを良しとしていた時代に育ったものですから、正確さや美しさを求めることしか身についていません。
娘には、自分の感じるままに表現できるよう育って欲しいと、改めて感じた講座でした。
ホント、また是非参加させていただきたいです!
(2才女の子のお母さんの感想)
ありがとうございました。
こども造形美術研究所アトリエベッポ 高嶋典子