昨日はライビュでの視聴なので、観劇感想などと偉そうには言えませんが、初見でしたので、そちらの感想も書き留めたい。
所謂バックステージ物。
ドイツの占領下におかれたフランス。
パリのレビュー劇場アルカンシェルのメンバーたちがドイツ軍による理不尽な制約などに従いつつも反発し、一度は閉鎖まで追い込まれた劇場を取り戻してくお話。
コロナ禍で何度も中止に追い込まれた宝塚や他エンタメとオーバーラップ。
コロナ禍明けの今、このミュージカルを上演することにとても意味があったと思います。
一部では、駄作だとの声もあります。
確かにツッコミどころが多いですwww
ひとこさんの演じるフリッツは何かやらかすたびにクビにはならず都合よく異動を繰り返す😂
わかりやすい物語なのに、ストーリーテラーのイヴに何でも語らせる😂
でもね、とても楽しいミュージカルでしたよ。良い人間と悪い人間がいて、主役の美男美女は最初は反発しながらもころっと恋に落ちて。
何よりダンスの得意な柚香光に天才ダンサー役、歌の得意な星風まどかに歌姫役を振り、完全なる当て書き。
トップコンビ退団公演としてはもう最高の出来栄えですよ。
宝塚も90年代後半にエリザベート、2000年代に入りロミジュリやらその他海外ミュージカルが盛んに上演されたことで、宝塚ファンも作品を観る目が肥えたのでしょう。
何かにつけて「駄作」と言うようになりました。
オールドファンの僕からすると、昔の宝塚の作品は本当に酷かったwww😂 常に都合良く話が進み、謎のシチュエーションだらけwww
暗転は多いし、すぐカーテン前で芝居したがるwww😂
まあ、昔は昔だろ!?と怒られそうだけど(^◇^;)
今回の花組公演て、若干昭和の宝塚臭がしましたね。衣装もどことなく古臭く暗め。
やたら手が熱い萌えるようだの台詞が多かったのも気になりますが、、、
カトリーヌ星風「あなたの手、熱いわ、燃えてしまいそう…」
マルセル柚香「もっと燃えて…焼き尽くしてやる…」 (2人抱き合い熱いキスを交わす)
この場面なんてもう、柚香と星風だからこそ素敵ですけどね、ちょっとおじさんは顔から火が出るんじゃないかと!俺も熱い燃えてるよ!と1人ツッコミしてましたwww
でも、どことなく古臭く暗めなのが、昔見たモノクロの映画にも似て…。
ここ最近、宙組問題もあり、予算がないのか版権も取れてないのかわかりませんが、こういった古臭いミュージカルロマンや和物、そしてレビューなんかが増えていくとしたら、僕は大歓迎!
それこそ宝塚は原点回帰。
元々は温泉地のレビュー劇団だったんですから。
初心に戻り、オリジナルのミュージカルロマンをどんどん上演したら良いと思ってます。
ファンが離れたとしてもそれが突きつけられる現実でしょう。
話は戻りますけど、アルカンシェル。
まあとにかく、ひたすら柚香光がかっこよくて色気もあり素敵でしたね。一層痩せて、もはややつれてしまってますが、それがまた男役の何とも言えない色香につながってます。あと歌はホント上手くなったなーと思います。以前…とゆうか特に2番手の時なんかは聞いてられないレベルでしたけど、トップになり2作目あたりから変化しましたよね。コロナ禍でひっそりレッスンにでも通っていたのでしょうか?
あと道化師を演じたら右に出る者がいない専科のヒロさん(一樹千尋さん)
冬霞の巴里の時も思ったけど、ヒロさんの存在ってなんかオシャレ。昔から大好きで、星組時代ジーザスディアマンテとゆうショーのコーイヌールとゆう場面で、紫苑ゆうと毬藻えりの官能的なデュエットダンスでソロを歌っていたのがヒロさん。
それはそれは艶っぽい歌声で、聴き惚れたものです。
そういえば、今回はヒロさんの道化師の息子役を演じた湖春ひめ花ちゃんが儲け役でしたね。
さて、僕が観るのは東京公演の終盤の方です。
早く観たいけど、れいまどに終わりが来るのが本当につらくて悲しい。
終わりがあるから美しいのはわかりますが、、、まだまだ受け止めたくないですねぇ。