3月12日に福島第一原発の1号機に海水注水を中止したことで、国会で足の引っ張り合いが繰り返されている。そんな中、東電の吉田所長が「注水は中断していなかった」ことを発表した。それについて国会議員や原子力保安院、マスコミはいろんなことを言っているけれど、私は吉田所長に「ありがとう」と心から言いたい。吉田所長はその時一番必要なことがわかっていて、原発ではなく命を守ることを考えてくれたんだと思う。

その時に命よりも今後の原発のことを考える人がいたから、注水を中断したことが今まで公表されなかった、私はそう思う。
原発は地震に耐えたが津波でやられたと言っているが、当日作業していた人は配管がものすごい音をたててなりひびくのを聞いている。メルトダウンだってすぐに起きていたわけで、「想定外の津波がなければ」なんてことを信じる気にはなれない。

東電は、報告が遅れた吉田所長の処分を検討していると報道されているが、どうか吉田所長がひきつづき仕事をつづけられますように。チリの落盤事故で全員が生還した時、リーダーの存在が大きかったことを知った。福島原発もメルトスルーが進めば、もう冷やすことはできなくなると京大の小出先生はおっしゃっている。今は本当に正念場、こんな時に現場の真のリーダーを、東電は守ってほしい。東電のエライ人達、せめてそのくらいしてほしい。

吉田所長、あなたは今世界中で一番大変な立場にいると思う。牙をむき出している原発4機だけでなく、会社のトップや政府、原子力保安院、IAIE・・・でも、子どもたちの未来はあなたたちの肩にかかっているんです。あなたの心意気を感じている人はきっとたくさんいると思います。気持ちを届けるすべはないけれど、私はあなたたちの頑張りと健康に祈りを捧げています。
福島原発は1号機、2号機、3号機がメルトダウン、メルトスルーしているという。原子力について何も知らなかった私でさえ、連日の報道やインターネットで、今の状況を知るにつけ、大気汚染、海洋汚染、土壌汚染、体内汚染・・・と人生観まで変わってしまうような状況が起こっている。

福島原発暴発阻止行動プロジェクトは、60歳以上の元技能者・技術者たちが福島第一原発を抑えるためにボランティアを立ち上げようというプロジェクトだ。この“おじさん”たちは特攻隊ではない。専門的な技能・技術を必要とする現場で原発の暴発を阻止するために働くという。60歳以上というのは、放射能に対して若い人達よりも鈍感になっているからという理由だ。

山田恭暉さんという方が発起人で、5月23日現在、行動隊165人、賛同・応援者796人、カンパ1,843,200円とHPで報告されている。いまや反原発の希望の星とも言える京大の小出裕章先生もすでに参加されているという。参議院議員の牧山ひろえさんの院内集会も今週から開かれるようになった。

自分の欲で今すべきことさえ見失っている国会議員を尻目に、地方自治体や企業、有志たちが着々と「原発なしの世界」に向けて歩き出している。私もその中に混じって、小さな一歩だけど踏み出したいと思う。


原発の実体がこれ程酷いものであったとは。
人間がやること、ミスはどんな段階でも起こる、だからこそ人間が制御しきれない放射能、原発を使ってはいけないのだ。

これからどうなるのか予想不能に陥っている福島第一原発。今現場で仕事してくれている人たちの安全と成果を祈ることしかできないけれど。。せめて原発が1機もない国になるよう、ごまめの歯ぎしりしかできないかもしれないけど、なんかしらの行動をしたい。