■2023年3月に観た映画
13本(劇場、配信、レンタル、見直した作品を含む)(うち短編2本)
・隣の影 (原題:Undir trénu) - 3.9 (2023.3.29/U-NEXT)
監督 脚本:ハーフシュテイン・グンナル・シーグルズソン。2017年。日本公開2019年。
・ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー - 3.7 (2023.3.28/ミッドランドスクエアシネマ)
監督 脚本:阪元裕吾。2023年。前作より物語の幅としては狭まった感はあるものの何故か感情を揺すってくる作劇に落涙。漫画的なディテールがどうしても気になるがまたしてもやられた感じ。何だかんだ文句を言いつつやっぱり応援してます阪元監督、これからも頑張って欲しい。どう考えてもまさに"今"の監督だし、世代は自分より少し下だけど、同時代性と言うか、彼に期待してる部分はめちゃくちゃあるなーと思った。監督がベビわるの2人に託す未来が今作では非常に力強く眩しかった。
・座頭市 - 3.6 (2023.3.26/DVD)
監督 脚本:北野武。2003年。
・アズミ ハルコは行方不明 - 3.5 (2023.3.22/U-NEXT)
監督:松居大悟。脚本:瀬戸山美咲。原作:山内マリコ。2016年。
・The Son/息子 - 3.6 (2023.3.21/伏見ミリオン座)
監督 脚本:フローリアン・ゼレール。脚本:クリストファー・ハンプトン。2022年。日本公開2023年。キャラクターへのストーリーの乗せ方なのか何なのか、主要3人がどの人も均等にダメで全く感情移入できなかった。し、画面としても楽しめず、微妙な出来。「ファーザー」の時も思ったが、この監督の感性とは合わないのかも。
・シン 仮面ライダー - 3.8 (2023.3.21/ミッドランドスクエアシネマ)
監督 脚本:庵野秀明。2023年。全くもってライダーシリーズ通ってないのでその辺りは何とも言えないし、話がただのエヴァだったのでその辺も何とも言えないけど、庵野秀明の熱烈なフアンなのでその辺り別にオールオッケーです。楽しかった。iPhone画質を映画館で観たくないなってだけ。
・イノセント ガーデン (原題:STOKER) - 3.7 (2023.3.19/DVD)
監督 脚本:パク・チャヌク。2013年。
・Dolls ドールズ - 4.2 (2023.3.18/DVD)
監督 脚本:北野武。2002年。
・エブリシング エブリウェア オール アット ワンス (原題:Everything Everywhere All at Once) - 3.7 (2023.3.17/ミッドランドスクエアシネマ2)
監督 脚本:ダニエル・クワンダニエル・シャイナート。2022年。日本公開2023年。中盤以降とそれまでと様相が極端に違うのこそが狙いなのだろうが個人的には前半の方が好きだった。そのままのノリで走り抜けて欲しかった。長い。着地が平板な物になっているのも微妙といえば微妙。
・いつかの君にもわかること (原題:Nowhere Special) - 3.5 (2023.3.14/伏見ミリオン座)
監督 脚本:ウベルト・パゾリーニ。2020年。日本公開2023年。お話自体はそりゃ泣くだろと言うしかない内容ですが、そこと映画の良し悪しは別。エピソードの積み方が一辺倒で先も(悪い意味で)読め、特段良いところが見つけられなかった。フィックスで捉える画作りにはエネルギーを感じた。
・Winny - 3.6 (2023.3.11/TOHOシネマズ新宿)
監督 脚本:松本優作。脚本:岸建太朗。2023年。現代日本映画の優秀脇役の皆様を集め(一部有名俳優除く)総合力で勝負したような気概を感じた一作。それだけでグッと来てしまったが、話としては余分な部分も多く感じ、若干散漫か。話自体が面白くそれだけで求心力を持って進められるが、そこまで、という感じか。
・フェイブルマンズ (原題:The Fabelmans) - 4.4 (2023.3.11/新宿ピカデリー)
監督 脚本:スティーヴン・スピルバーグ。脚本:トニー・クシュナー。2022年。日本公開2023年。思ったよりも映画と関係ない話を原動力に進んでいくが、やはり親との関係性を描いていくと共感性は一気に増すと思う。クラスメイトの関わりから立ち上がってくる思春期の心の機微もうまく、最後の廊下でのシーンが特に印象的だった。
・BROTHER - 3.8 (2023.3.4/DVD)
監督 脚本:北野武。2000年。