観た映画 2020年1月~4月 | BTJJ

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リハビリの為のタイピングブログ

2020年1月以降に観た映画リスト

(見直した作品を含む)

 

・復讐者に憐れみを - 3.9/5.0 (DVD/2020.4.30)

パクチャヌク監督"復讐三部作"の一作目。2002年。最終作の「親切なクムジャさん」から見たのだが、この作品の方が好き。色んな事柄が微妙にかみ合わずにスーッと軋轢を残したまま肩だけがぶつかるような感触で悲しくラストまで進んでいってしまう。殺人を果たし復讐を成功させた"復讐者"もきちんと殺され、救いがないのも良かった。少しだけ後出しジャンケンかの様な設定の納得のさせ方かなと思うような部分もあったが、そこまで気にならなかった。視聴環境が若干良くなかったので、もう一度完璧な状態で見たい。

 

・シリアル ママ - 3.3/5.0 (DVD/2020.4.28)

ジョン・ウォーターズ監督作品。1994年。シリアルキラーの主人公"ママ"の無差別連続殺人をブラックコメディで。1994年て。もっと前の作品に感じるのは映像のせいか、ジャケのせいか(チープ過ぎる)。話はかなり分かり易い。ママが自分や家族に逆らう人たちを様々な武器を使ってまあ次々と殺していくのですが、最終的に凶器が鶏肉になったりして"これはコメディ表現なのか?"という感じで、そうなら全然面白くないしマジでやってるならそれはそれで怖いし(鶏肉が伏線的に殺意のきっかけになっている様な表現は作中に出て来てはいるが...)、爽快感も痛快感も笑い的な面白さもどれもこれもなんだか微妙な出来。もっと派手にアホにやってくれたらまだ笑えたかも。オカマにウケてる映画。

 

・エレファント - 3.5/5.0 (DVD/2020.4.28)

「グッド・ウィル・ハンティング」ガス・ヴァン・サント監督作品。2004年。実際に起こった高校での銃乱射事件を元に描いた。登場人物の高校生たちのある日の行動をそれぞれの目線(この場合は背後からの"テレビゲーム画面の様な"ショットでしたが。実際に銃撃ゲームからの殺戮的な流れは作品の中にある)に分け、何度も同じシーンを描いていく。「桐島~」はこれと同じ手法。いじめや、生活のちょっとした事でグワっと何かが歪んでしまう思春期のグラつく心情を悲しくも切なくリアルに作品にした。学校=世界な子供時代だから故ともいえるし、それは社会に出ても同じかもしれないし(会社=世界)、まだまだ知らない事だらけのティーンならではの悲劇。個人的にはラストが微妙だった。

 

・犬ヶ島 - 3.7/5.0 (DVD/2020.4.28)

ウェス・アンダーソン監督作品。以前に観た「ファンタスティック~」に若干の映像の古さを感じたので、2018年のこの作品はさぞ良いだろうと思い鑑賞したが、新しくヌルっと動けば良いかと言えばそうではなかったようで「ファンタスティック~」の方が画面からにじみ出る情念というか、熱量的なモノを感じたなあという感想となった。ただ、この「犬ヶ島」も相当な時間と労力をかけて作られたようなので情念的な事で言えば同じかそれ以上かって感じなんだろうけども。話が難しかったかなという印象。やはりもう少しライトな気持ちでこう、ワクワクする様な笑える様なそういった方向性がもう少し多かったら良かったなと感じた。映像美はもちろん素晴らしく、細部までのこだわりがすごすぎた。

 

・腑抜けども、悲しみの愛を見せろ- 3.5/5.0 (DVD/2020.4.27)

佐藤江梨子主演、吉田大八監督初の長編作品。2007年。女優を目指すイカれた主人公・澄伽をはじめ登場人物が全員空虚なキャラクターでいかにも邦画の"そういうやつ"を見せられている感がすごく個人的にはあんまりだった。QJ的なというか。ラストの妹が姉に復讐を果たし終わりかと思いきやバスのシーンが"必要かなこれ"と感じてしまい微妙。ただ飽きずに最後まで見る事は出来た。商業映画ベースで撮れる監督なんだろうな~と思うので、もっと面白くてさっぱりとした原作があれば素直に(無難で)面白い作品を作りそう。「桐島~」的なパッションは感じられず、ジトっとする感じが何だか期待はずれだった。こっちを先に観ていたら違ったかも(発表時系列でみるとこちらが先)。一回でいいかな。

 

・フルートベール駅で - 3.7/5.0 (U-NEXT/2020.4.27)
ライアンクーグラー監督作品。2009年の実話を元に再現された。冒頭で結末を先に提示してあるので、主人公が最後どうなっていくのかを受け止める準備をしながら見た。差別を主題にする映画は多いが、これはそうなようでそうでない気がする。もちろん、主題は人種差別が原因なのだがそれをきっかけに、"一人の男が、こんな人がいたんです、どう思いますか"と淡々と丁寧に描いていった作品。演技も良く、非常にストレートに響く。個人的には映画として面白いかどうかだと微妙だなと思いながら見た。抗いきれない何かを見せつけれ、悔しさややるせない気持ちに。

 

・グランド・ブダペスト・ホテル - 4.2/5.0 (U-NEXT/2020.4.26)
ウェス・アンダーソン監督作品を続けて鑑賞。「ファンタスティック~」がアニメーションだったものに対してこちらは完全実写。しかしながら、終始一貫して映し出されるスクエアな画やシンメトリックな画面構成で作品は続いていき、途中アニメーションなのか実写なのか虚実の境界が曖昧になるとも感じられる。どこまでの意図かは分からないが、ウェス・アンダーソンの世界観にかなりどっぷりと沈んでいく事となる。劇中に出てくるセットや風景、小道具などもかなり緻密に作られており、非常に質の高いものに。あくまで"コメディタッチ"で描かれるスリリングな物語は集中力を途切れさせる事がない。シリアスな話をライトなタッチで作りこんでいく手法に改めて感心。すごいぞ、ウェス・アンダーソン。

・ファンタスティック Mr.FOX - 3.8/5.0 (DVD/2020.4.24)
ウェス・アンダーソン監督作品、初でした。全編ストップモーションアニメによる長編。2009年。話の内容的には、元泥棒の主人公(キツネ)が裏家業から足を洗い真面目に生きているのだが引っ越しを機にまた盗みを初めてしまい、相手(人間)からの反撃に動物たちが対抗するという話。10年以上前の作品になるので、さすがにアニメーションの感じとかも昔感は若干否めないが、それでも痛快。引っかかるところなく見進めていく事ができる。ちりばめられたクスッとなる描写やセリフ、いちいち気が利いていて良い。子供にも見せられるかなと一瞬思ったが、しっかりと大人向けのものなのかなと。非常にシニカルでクール、登場人物たちの狂った目が最高だった。2020年に一番近い、「犬ヶ島」も見たい。


・親切なクムジャさん - 3.7/5.0 (DVD/2020.4.24)

パクチャヌク監督"復讐三部作"の三作目。無実の罪で13年の服役を終えたクムジャさんが復讐を企てるというストーリー。かなり見やすく作られている。ショッキングな映像もいくつかあり、結構ハラハラと面白かったと思う。話や表現は分かり易かったのだが、序盤から中盤にかけて服役中の女性たちを味方につけて様々な事が起こっていく獄中での数々のシーンの時系列?何だかイマイチまとまり切らずな印象で、そこだけがモヤっと分かりにくかったのが個人的には残念だった(単に鑑賞時の自分の集中力の問題か?)。が、"怨念"とか"復讐"とか粘っこい事をやらせると、アジア映画流というかネチっとした嫌あな感じはさすがの素晴らしさ。佳作。

 

・十二人の怒れる男(原題:12 angry men ) - 3.4/5.0 (DVD/2020.4.24)

大学の授業で見た以来に再生。当時は確か英語の授業で、"文法の勉強的に~"とか"名作で~"とか言っていた様な気がするがかなりうろ覚え。英語だったかどうかも怪しい。なので、ストーリーをもう知っていたので、いくら名作とは言えあまり感動が無かった。映像的にももちろん地味なのでこんな点数になってしまった。このタイミングで初見したかった。

 

・トゥルー・ロマンス - 3.6/5.0 (U-NEXT/2020.4.23)

「トップガン」トニー・スコット監督/タランティーノ脚本、ブラピやゲイリーオールドマンが主役ではないというなんとも豪華な作品。タランティーノらしい脚本や、銃撃戦は健在。結局人はたくさん死にますが、何たる純愛。タイトルに偽りなし。「何でそんな好きになるの?この期間で」と思うような部分もまああるにはありますが、画面で描かれている部分が全てでは無いし、映画だしってことで納得出来るのでオッケー。パトリシア・アークエットがマフィア?に暴行受けた末に殺してしまうシーンが一番グッときた。美しい。ヒロインはこうでなくちゃという美しさ。最後彼が死ななくて良かったなあと素直に思う。

 

・アンチクライスト - 3.3/5.0 (U-NEXT/2020.4.22)
ラースフォントリアー監督作品。「鬱三部作」と呼ばれるものの初作。タイトルから分かる通り、宗教的な表現が多くあると思うが自分がそういった類に詳しくないのでその部分はよく分からなかった。フォントリアーらしい作風で物語は進んでいく。"女性性とは"と考えさせれられるし、自分は男なのでやはり決定的に違うのだなと思うより他なかった。ストーリーとしての感想があまり見つからないが、シャルロットゲンズブールの演技が何よりもキレていた。すごい。

 

・ほえる犬はかまない - 3.1/5.0 (U-NEXT/2020.4.22)
ポンジュノ監督長編デビュー作。主人公役のペ・ドゥナが連続殺犬事件の犯人を捕まえるために奮闘するという内容。ストーリー的にも映像的にも面白い部分は無く、かなり微妙な一作だった。捉えられ殺される直前の犬を助ける屋上のシーンでペ・ドゥナと同じ黄色いレインパーカーを着た群衆が他の屋上から盛大に応援している描写は面白かった(そこが無かったら2点台だったかも)。地下に何者かが潜んでて実はそいつが犯人だった、とか、そういった人が何かを起こす、みたいなのは「パラサイト」に続いていく部分なのかなと感じる所もあった。この映画の後に「殺人の追憶」を撮ったとは考えにくい。何が起きた。


・桐島、部活やめるってよ - 3.8/5.0 (U-NEXT/2020.4.22)

高校生活でのとある数日間。運動部のヒーロー的な生徒・桐島が居なくなった事で起こるその周りの生徒たちの出来事心情を描いた。クラスの文化部、運動部、桐島の友人、とその彼女と周りの女たち。それぞれに性格や生活、打ち込むものがあったりなかったり。多角的に何度も同じシーンを違う視点から描いていく手法は斬新(だったのか?当時)。それぞれにはそれぞれの大切なものがあって、高校生15~18歳たかだか人生それくらいで人間の輪郭は出来上がっていくんだな~と思いながら見た(本来の感想ではないのかもしれないが)。主人公前田が学校で映画秘宝を読んだり、圧倒的マイノリティで居場所を見つけたりとか学生時代の自分かよと思うくらいにリアルだった(自分の場合はスヌーザーとかロッキングオンだったが)。大オチで所謂スクールカーストが入れ替わる様が描かれていたが、そんなものは簡単には変わらないし、そういう場面があってもこいつら(ひろきとか)はこいつらのままだよと思いながら見てしまう部分も個人的にはあった。今や我が軍代表女優・松岡茉優が、松岡茉優に見えなかった。魅せ方が面白かった。

 

・ROOM - 3.7/5.0 (DVD/2020.4.21)

実話をもとに作られた映画。心にグッと訴えかけてくる様な描写は少な目で、事実を自分の中で咀嚼し受け止めていく事が必要な作品。子供は無垢だから何にでもなれる。これから何にでもなれる事と、これまで見てきたことや親の事(すなわち変えられない事)とを並行で描きながら、親も子もそれを持って生きていかなくてはならない、けれども何にでもなれる故に、「その場(ROOMからの呪縛)から飛び立っていくことも出来る」という希望ある物語だった。主演のブリーラーソンはアカデミー賞をはじめいくつかの女優賞をこの作品で獲得。彼女の演技も良かったがジャック役のジェイコブ・トレンブレイの演技が素晴らしかった。清いラストシーンに好感。

 

・湯を沸かすほどの熱い愛 - 3.8/5.0 (U-NEXT/2020.4.20)
強く優しい映画。杉咲花という女優の演技は初めて見たが見事だった。何度も泣けるシーンがありクるものが。物語自体もストレートに綺麗に作られており気軽に見られて良かった。主人公・双葉のキャラクターにところどころ「ん?」と思う部分があり、"苦手なジャンルの人だな。"と感じる瞬間もあった。そこは微妙。オチはあまり好きではない。

 

・キル・ビル Vol.2 - 3.5/5.0 (U-NEXT/2020.4.19)
キルビルvol.1から少し時間が空いたけどようやく鑑賞。うーん、1の方が面白かったかな。途中ダレたり、肝心のビルとの会話がつまんなかったりしたけれど、作品としては相変わらずタランティーノが好き勝手やっていて最高。そういう姿勢が好き。やっぱり俺たちのタラちゃんだ。

・新感染 ファイナル・エクスプレス - 3.8/5.0 (U-NEXT/2020.4.18)
この時期に観たもんだから他人事ではなく。家族を、自分以外を、自分を守る事。最初ドライだった主人公が段々とアツくなっていく展開はベタだったけれど分かり易くて良かった。ストーリー的には中盤少し「えーw」というところもあったけれど(トンネルの中ならゾンビをかわして行ける所とか)、面白かった。マッチョのおじさんがかっこよかった。娘がめちゃくちゃ熱演していて良かった(もうちょっとかわいい子にしてくれればもっと没入できたのに)。最後打たれなくて安心した。ラースフォントリアーの作品なら打たれてたはず。コロナもいつまで続くんだろうか。

・バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) - 3.8/5.0 (U-NEXT/2020.4.18)
過去の栄光という沼から這い上がろうとする銀幕スターの話。ワンカットで撮っている(そう見せている?)ロングカットが多かったり、映像がキレイだったり、全編的に映像としてとても楽しむことの出来る作品だった。ドラム音によるBGMが耳に残る。非常に丁寧に作られている印象。個人的には物語が少し淡々としすぎているなという感想。ラストはクるものがある。

・ドクタースリープ - 3.2/5.0 (U-NEXT/2020.4.17)
「"シャイニング"の続編」という事だが明らかに期待出来なさそうな雰囲気でまさにその予感通りの作品だった。安っすい謎のSF映画になっていた。終盤の前作のシーンを挟みこんでいる所も理解不能だった。それならわざわざセット作って撮影する必要なくないかと。とりあえず見たメイキングでこの監督が嬉しそうに喋りまくっていたが、ほんとにシャイニング好きなの?と聞きたい。(スティーブンキングの原作がつまらない説もあり)

・わたしはダニエルブレイク(原題: I, Daniel Blake) - 4.2/5.0 (U-NEXT/2020.4.17)
きちんとしたドラマでもあり私説的でもある、ストレートに響く結末だった。貧困格差や社会制度への訴えを題材に"人間"ダニエルの尊厳をかけた生き様を描いた。制度とか仕組みとか、自分の意志や思想とは別に社会が作っていってしまうものに対して、個として抗う心(すなわち尊厳。くだらぬ自尊心の話ではない)を持てとダニエルに教えてもらった。なんでも飲み込むのが大人だと思っていたが、絶対に失くしてはならないものがある。素晴らしい作品。ラストシーンの3分ほどで一気に泣けてきてしまった。

 

・ぼくのエリ 200歳の少女 - 3.7/5.0 (U-NEXT/2020.4.16)

率直な感想としては"B級映画感が強い"だった。何となく画面もずっと安っぽいし(低予算なのかもしれないが)やはり基本ノンリアル描写が苦手なので猫が襲い掛かってくるシーンとか「えw」となってしまった。話自体も驚くようなストーリーではなかった。ただ12歳という年齢設定が絶妙で、子供の素直な部分と思春期に突入していく直前の何とも言えない感情の間がうまく描かれているので手触りはすごく触りやすい。し、美しい。ドラキュラ映画なのでそういった描写もあるが割とサラッとしている。ラブストーリーを基盤に作られているアウトプットは、12歳の男の子と女の子(男女ではないのだが)の淡い心の動きを見る事が出来る。鑑賞後に考察サイトなどを見ると日本版では湾曲されている部分もよく分かり、非常にもったいないなぁと思う。鑑賞直後では3.2くらいだったが原作の情報などを知り、3.7に。作品としての点数なのにと思うが、オリジナル版を見ればわかるっぽいのでおk。

・スノーピアサー - 3.5/5.0 (U-NEXT/2020.4.15)

ポンジュノのハリウッド作品。正直、もっとつまんないだろうなと思いながら見たので意外と面白かった。伏線なく大味に進んでいくのは話の壮大さを2時間弱に収めるためか。理解に難しい部分は特になく多くの人が見る事を想定されているし、ネタ自体は面白く普通に楽しめた。見た方が良いか?と聞かれたら別にどっちでもいい。無味無臭の2時間。ソンガンホのロン毛は微妙。

 

・ニンフォマニアック vol.2 - 3.9/5.0 (U-NEXT/2020.4.14)

vol.1に続いて連続で鑑賞。2の方が内容的にも濃く心理描写の動きが大きく見ていて単純に面白かった。とにかく名言が多い映画。ラストシーンは少し予測は出来たが、表現方法がラースフォントリアー節で素晴らしい。

 

・ニンフォマニアック vol.1 - 3.7/5.0 (U-NEXT/2020.4.13)

ラースフォントリアー作品。色情狂ジョーの話を博識セリグマンと共に聞くような形で物語が進んでいく。時折、資料的な映像を挟み込む手法(ハウス ジャック ビルトでも見られる)が斬新かつアート的で面白い。性欲をテーマに狂気的な部分を淡々と語るように描いていくラースフォントリアー印。最後まで見ても、ん?という終わり方でエンドロールに突入するや否やvol.2の予告らしき映像で続きがあると知り、納得。これだけで終わってたらかなり不完全燃焼で点数をつけたくなるが、とりあえず早く2を見たいという気持ちになった。その時にまた点数を改めてつけたい。

 

・ムーンライト - 3.7/5.0 (U-NEXT/2020.4.12)
黒人しか出てこない映画。一人の男の人生を少年期、青年期、成人期と3つの章に分かれており、それぞれ環境や自分自身の選択によって人生は変わっていってしまう、その瞬間のリアルを描いた。コード進行がオンコードで続いていくように主人公だけがループするフレーズに残されたまま、周りは進行していく。人は自分から動かなければ変われないという主題を提示。

・イットフォローズ
- 2.9/5.0 (U-NEXT/2020.4.12)
「セックスをすると呪いが感染する」「呪いをリレーしていかなれけば自分の所へ再び戻ってくる」という設定は斬新だったが、絵作りは下手だし、基本的に話が面白くない。


・タクシードライバー - 3.7/5.0 (U-NEXT/2020.4.11)
フィルマークスのレビューだと「ジョーカー」と並べる声が多く、なるほどと言った感じ。ジョーカーがあまり響かなかった自分には今作もあまり響かなかった。文学的な側面が多くあるそうなので考察など読んでみたいなと思った。ロバートデニーロはだんだんロバートデニーロに見えてくる。主人公の行動動機が謎というかあまりストーリーに絡んでこないのが少し残念だった。映画版「ヒミズ」とかもそういう感じなんだなと思う。


・叫びとささやき - 4.2/5.0 (U-NEXT/2020.4.11)
赤い。黒い。こういう狭い箱庭の様な空間で物語が静かにぐるぐると周っていく映画は好き。姉妹であろうと冷たいなと思うし、人は人。自分以外は他人。美しい映画だった。アリアスターが受けた影響は非常に良く分かる。アンナが乳房を出しアグネスを介抱するシーンは、笑ゥせえるすまんの「たのものしい顔」のラストシーンを思い出した。

 

■ヘレディタリー - 4.6/5.0 (中川コロナワールド/2020.4.10)

映画自体は4DXで見るようなものじゃないなというように感じた。自分ひとりしか客がおらず、おぉ...と思ったがやはり一度見た事ある映画だったのでそこまで怖くは無かった。初めてだったらビビり倒していたかも。基本的にめちゃくちゃ静かになる瞬間が多いので4DXのシートや送風機が起動する音が気になったし、そのせいで何となくセリフが聞き取りにくい瞬間とかがあったりして残念だった。ピーターが夢の中でベッドの上の方へ頭を掴まれ引っ張られるシーンで頭横から風がヒュン!と出てきた所だけうお!となった。アクションとかカーアクションムービーみたいなやつなら迫力があっていいかもしれない。

 

・レザボア ドッグス - 4.1/5.0 (DVD/2020.4.7)

クエンティンタランティーノ長編デビュー作。色分けされた主人公たちが疑心暗鬼の末にほぼ全員死んでしまう。その後のタランティーノ作品にみられるような自由にヤリまくる姿は少し抑え目。デビュー作ということもあり、まだそういう段階だったんだろうと思うが、十分に彼の自由奔放さを感じる事の出来る1作。個人的にはけっこう好き。ラブ・タラちゃん。

 

・パルプフィクション - 4.3/5.0 (DVD/2020.4.7)

クエンティンタランティーノ監督作品。1994年。完全なる後追いなので、今このタイミングでタランティーノの名作に初めて触れる事が出来るのは嬉しい。と同時に、26年前なら斬新だった(であろう)この時系列バラバラ編集もリアルタイムで見ていたらどう響いていたのだろう、と思う所もある。登場人物が圧倒的に全員かっこいい。オーバードーズしてラリってるユマサーマン、最高。冒頭のシーンからのオープニング曲になだれ込むその瞬間から最後まで一気に突っ走っていくエンターテインメント。最高!


・カッコーの巣の上で
・羊たちの沈黙
・イット カムズ アット ナイト
・ドッグヴィル
・宮本から君へ

・スタンドバイミー
・キルビル vol.1
・海獣の子供
・ソナチネ
・アウトレイジ
・その男、凶暴につき
・ヘレディタリー継承
■ミッドサマー / 映画館
・ゲットアウト
・グレイテストショーマン
・グリーンブック
・LAコンフィデンシャル
・バグダット カフェ
・セッション
・ワンス アポン ア タイム イン ハリウッド
■パラサイト半地下の家族 / 映画館
・母なる証明
・殺人の追憶
■音楽 / 映画館

・ハウス ジャック ビルト

・ダンサーインザダーク

・シャイニング

・マルサの女

・ボヘミアンラプソディー

・ピエロがお前を嘲笑う

 

-2019年-

(思い出せたもの)

■ジョーカー / 映画館
・バックトゥザフューチャー1~3
・地獄でなぜ悪い

・冷たい熱帯魚
・告白

■トイストーリー4 / 映画館

■アス / 映画館

 

・スター ウォーズ

・マレフィセント 

・ソーシャルネットワーク