宅建の学習

宅建の試験は、土地と建物の権利や権利が変動するとき誰が保護されるべきかなどを問われる「民法」をはじめとして、不動産業をするにおいてのルールを問われる「宅建業法」、どこの土地にどのような建物なら建てられるかなどを問われる「法令上の制限」、固定資産税などの「税法」、そしてその他の関連知識から出題されます。

これらを本試験で約7割以上正解できるように勉強しなくてはなりません。

 

僕は通所するなかで、カリキュラムの時間を宅建に割いてカレッジチャレンズでのみ勉強していました。なぜなら、帰宅してからの時間や土日には絶対に勉強などしないし、むしろしたくなかったからです。

なぜ余暇に勉強などしなくてはいけないのでしょうか。

 

とはいえ、試験は1年に1回なので、期間は限られています。

どの科目から勉強を始めるか、またどれくらい勉強時間を費やすのかを自分の理解度を鑑みながら配分していく必要があります。

試験では民法と宅建業法が出題の大半を占めるので、この2つのうちとっつきやすいほうから勉強を始めて、飽きがこないように適宜なローテーションを組むとよいかもしれません。

 

ちなみに、宅建業法のほうが簡単だといわれているので、そっちから始める人が多いらしいです。

まずはテキストをながし見てみてください。それで自分に合うほうを探りましょう。

僕は民法から勉強を始めて、しかもひとしきり民法ばかりを勉強していました。

法律のほの字も知らなかったので、その論理の肌感覚を知っていく必要があったからです。

 

とっておきの勉強法はありません。ひたすらテキストを読み、過去問を買って問題を解き、間違えた箇所があればその解説を読み、さらにテキストと読みくらべ、再び問題を解くしかないように思います。インプットとアウトプットの繰り返しが大事です。

過去問にお金をかけたくない人は「宅建試験過去問道場」というサイトがオススメです。最新(各年度の4月時点)の法令に対応しているし、解説も載っています。

スマホでもできるため、電車に乗るときなどにちょろっと勉強するのに向いているでしょう。

 

過去問をあらかたやり尽くしたなら、今度は各出版社が販売している独自の問題集を購入してください。受験生が引っかかりそうな知識の穴を突いてくるような問題が載っているのでよい補完になります。

 

試験までいよいよ1ヶ月をきったら、予想模試を購入して解きましょう。

また、国土交通省や宅建協会のホームページを眺めるのも参考になります。

 

最終的に、得点としては50点満点のうち最低でも40点から42点を目指しましょう。コンスタントにこれくらい得点できないと安心できません。

民法は8割、宅建業法は9割、その他は7割から8割の正解を目標とすべきです。

さもないと、仮に本試験で36点から38点しかとれませんでしたとなってしまったとき、その後の合格発表までずっとやきもきしてしまいます。

 

僕は45点をとれたので、試験後はのんびりと過ごすことができました。

時間を割いた甲斐あってか、民法は満点でした昇天

 

 

最後に

 

 

宅建の試験は合格率が約17%の試験です。

約6人に1人が合格でき、難しすぎるということはありません。

 

僕は双極性障害はおろか、ASD傾向までもがある精神障害者です。

しかし、そんな人間ながらもカレッジチャレンズで就労移行支援を受けるかたわら、自宅での学習なしに1回目の受験で合格できました。

 

きちんと勉強時間を確保して挑めば合格できます。

そこに健常者や障害者であるとかの垣根はいっさい存在しません。

ただどれだけ心血をそそげるかにかかっています。

 

ところで、古本屋で購入したり、昨年以前より続けての受験者で古いテキストと問題集をお持ちの方は、今すぐにそのゴミを捨てるか、鍋敷きや焚き火のたきつけにでもしてしまってください。

まったくもって役に立ちません。

常に新しい法令に対応しているものを使いましょう。

例えば、宅地造成等規制法は、「宅地造成及び特定盛土等規制法」に改正され令和5年に施行されており、試験に出る可能性があります。

 

 

翼をやすませている方へ

 

就労移行支援を利用しようと考えていて、なおかつ宅建に興味があるという方は、カレッジチャレンズでいちど話を聞くといいかなと思います。

ここの特色のひとつです。

 

また気が向いたときに、試験での様子や合格後の流れなどについて書いていきたいと思います。

以上です。