めちゃくちゃ悲しいです。
心に、ぽっかり穴が開いた感じです。
両親の場合も悲しいでしたが、それなりに葬儀の後は、高齢だし治療も尽くしたしと吹っ切れたのですが、
愛猫の場合は、日常生活が猫さんと共にあって癒されていましたので、悲しさと辛さがひときわです。
つい、目頭が熱くなって、涙が溢れてきます。
このブログを書きながらも、ティッシュが手放せません、、、、
愛猫の名前は、「まるる」 年齢は、おそらく17歳か18歳前後。
息子が名づけです。はじめ、ガリガリにやせていたので、丸くなってという願いからです。
1年ほど前からに右下歯に歯周病が悪化して、外歯瘻という病気を起こしました。
これは、歯茎が化膿して、口の中とつながった瘻孔となって頬に穴が開いてしまうのです。
それまで、特に気づかなかったのですが、頬が腫れて痛がり膿が出て、急にぐったりしたので、直ぐに大学の獣医科との連携があるかかりつけの動物クリニックに連れて行ったのですが、『歯周病が悪く重篤な外歯瘻になったいて手術が必要だけど、高齢なので手術はできないでしょう』とのことでした。
歯が自然に抜ければ、歯周病が改善することもあるとのことで、しばらく、抗生剤などで保存的に対応することにしました。
一方で、瘻孔のあるほっぺは、動物用の消毒剤などで清潔に保ちます。
徐々に、軽快して、元気も出てきましたが、歯は抜けず、瘻孔はふさがりません。
特に傷みもない感じで、普通に硬いものや柔いものなど、色々とペットフードを食べています。
ただ、瘻孔からは、唾液がでてくるので、頬や周囲にご飯の時に唾液が飛び散ります。
瘻孔がふさがると、再び腫れて、穴が開いて、膿が出てきて、抗生剤を与えて、対処します。
瘻孔ができている方が、膿が溜まらず良いのではと思われました。
こういう状況の繰り返しが、1年近く続きました。
初夏のころから、フードを食べた後に、数分ですが、とても痛がり、バタバタと苦しむようになりました。
体をさすって痛みを和らげてあげて、水を飲むと、落ち着くので、おそらく、瘻孔のあたりが染みるのだろうと思われました。
6月に入るころから、今まで以上に、茶の間に座った私の膝に載ってきたがるようになっていました。
今思うに、おそらく、この頃から、マルル自身、来る日を悟っていたのかもしれません。
食べるたびに激しく痛むので、当然、フードを食べる量や頻度も少なくなりました。
種類もいろいろ工夫して、なんとか食べてもらうように努めていましたが、どんどん痩せていきます。
時々、動物クリニックに連れていき、点滴やお薬を注射してもらいました。
昇天の1週間ほど前です。痩せが進んでいますが、まだテーブルに載って来ました。
結構気の強い猫さんで、携行ケージを見ると、病院行きを察して、怖がって逃げ回るし、やっとのことで捕獲してクリニックへ連れて行っても、診察や治療が大嫌いで、終始フ~フ~唸っていました。
可愛そうだけど、ごめんねと葛藤が辛いでした。
でも、まあ、そこそこ元気だし、このまま大丈夫だろうと思っていたのですが、、、。
お盆前頃から、急に食べなくなり、さらにどんどん痩せていきました。
口も痛がり、出血も見られます。
しばらく、水だけは飲んでいましたが、、、。
それも飲まなく、いえ、飲めなくなり、、、。
スポイトで口脇からお水を注いであげますが、痛くて飲めない感じです。
口の中全体がただれて、出血していました。
そう長くないことが予想されます。
点滴をしても追いつかず、むしろ怖がるし嫌がるので、かわいそうで、、、。
高齢だし、天寿だろうと、、、。
昇天の一日前。体をさすってあげながら、頑張ってと、ただ祈るばかり。
水を飲まないので、おしっこもウンチもしなくなります。
尿が出なくなると、人もですが、一両日から数日位が瀬戸際になります。
水曜日ころから、お風呂場の石畳ですごすようになって、、、。
ぐったりしていて、ヨタヨタと寝返ったり、、、。
洗面器にくんである水を飲みに行こうとするけど、飲まない。
水曜日は、おしっこも、朝に出たきりでした。
それも、ヨタヨタと倒れながらも何とかトイレの前に行き、中に入れず、手前のシートの上に、ちょこっとしていました。
木曜日には、朝から動こうとせず、ぐったりしていて、、、。
石畳の上に横たわっていますので、もしかしたら、死期には人目をはばかるらしいので、そっと離れていると、、、。
「チャオ、チャオ」と、傍に来いと呼ぶのです。
石畳に横たわるまるる
今までも私を探す時、出張でいないときなど、「チャオ、チャオ」と声を張り上げ、私を探して呼ぶのです。
熱が出ていて、暑いので石畳の上を好んでいたのかもしれません。
しかし、石畳の上ではかわいそうなので、脱衣場の所に愛用していた猫さん用の夏用クジラ君クッシンを置いて、エアコンの風を導いて、寝かせてあげました。
今夜かなと思いながら、自分も傍らにマットを敷いて、添い寝をしてあげました。
時々、息しているかなと、お腹を触って確認したり、、、、。
また、喉をなでてあげると、かすかなグルグルと震えが伝わってきます。
もともと、グルグルいうのが苦手で、喉のあたりが、かすかに震えるのです。
昔飼っていた猫さん(シャム猫さんで、メルという名です。小学生から大学生まで17年一緒で、わたしにピッタンコでした。)は、うるさいくらいガ~グル、ガ~グル言っていましたけど、、、。
深夜に、家内が「パパは明日は仕事だから代ろう」というので、添い寝を交代します。
朝、目覚めて、、、、大丈夫、呼吸は安定しています。
でも、ここ一両日と思われました。
家内に託して、仕事に出向きます。
幸い、お昼過ぎであがれる予定でしたので、大急ぎで2時前には帰宅できました。
大丈夫です。
弱いですが、息をしています。
小康状態ですね。
でも、ほとんど動きません。
時々、手足をばたつかせるので、右下、左下と寝返りをさせてあげます。
軽いです、そして骨が手に当たります、、、。
今夜かな、、、、?
今夜も、添い寝をしてあげます。
「まるる、寂しくないよ、ここにいるよ、、、」
深夜の2時頃に、息が荒くなり、す~っと止まったかに思え、あわてて、家内と息子を呼びました。
「もうダメだよ、、、。」
でも、復活しました。
体を撫でてあげていたら、息が再開しました。
危ないけど、何とか大丈夫みたい。
自分が残り、再び添い寝をします。
まるるの体に手を添えて、息の動きを感じ取りつつ、、、。
「つらいね、苦しいね、、、、」
早朝に、はっとして目が覚めました。
大丈夫、息をしています。
でも、体はもう全く動きません。
まるるは、ぼ~っとした感じで薄目を開けています。
傍に座って、色々と話かけながら、撫でてあげます。
「おうちニャンコになって、よかったね、ありがとうね、、、」
お昼ご飯を早めに取り、、、
傍に座って、色々と話かけながら、撫でてあげます。
まるるは、16年ほど一緒でしたが、来た当初から、人の言葉を分かっているのではと感じることが、しばしばありました。
「今日からまるるは家猫になるの、だから、ペットショップの人が迎えに来るお昼には絶対に戻ってきてね」と家猫になる日の早朝に声をかけました。
後ろを振り返りながら門から出ていきましたが、いつもは来ないはずのお昼にちゃんと戻ってきて、入り口の前に座っていました。ペットショップの人がクリーニングに迎えに来る10分位前でした。不思議な感じでした。
他にも、ごはんとか、おはよ~とかに聞こえるような鳴き方を、場面場面で使うのです。
夕方になる前に、家族は早めにシャワーを浴びます。
まるるは、お風呂が大好きで、私や家内が入っていると、中に入りたがり、扉を開けると、風呂の蓋の上で湯気を浴びながら寝るのが常でした。
家内が気をきかし、まるるが寝ているクジラ君クッションごと、風呂の蓋の上においてくれました。
シャワーでも、湯気がいっぱい出ますので、良い感じです。
一生懸命、湯気を吸いこむように息をしていました。
私がシャワーを終え、まるるも一緒に、お風呂から出してあげます。
それから、10分後くらいに、お別れの時がやってきました。
息が再び激しくなり、そして弱くなり、、、
数回、声にならない声をだして、、、
しゃっくりをしだして、、、
2,3回もがいて、、、
その後は、す~っと眠るように、、、、、、、、、。
17日の午後5時50分に、昇天されていきました。
涙が溢れてきて、止まりません。
家族みんなで、おいおい泣きました。
それから居間に運んで、いつも好んで寝ていた、すり鉢状の大きな爪とぎボードに、据えてあげました。
家族で、お酒を開けました。
献杯です。
お酒を飲みながら、まるるの思い出話をします。
その夜は、悲しくて眠れません。。。。。
もっと元気に長生きしてほしかったな、、、、、。
ほっぺと歯の病気さえ無ければ、もっと元気に長生きだったのかな、、、。
おやつを度々あげてたけど、歯磨き絶対させなかったし、そのせいかな、、、。
いや、やはり、寿命だったのかな、、、、、、、、。
朝に、家内が庭から茶花を摘んで、添えてくれました。
そして動物霊園に連絡して、午後からの個別火葬をお願いしました。
悲しくて、涙が止まりません。。。。。
霊場に出向いて、手続きをして、、、窯に入れて、、、、、
辛い時間です
時が来て、窯から出して、お骨を拾い、骨壺に収めていきます。
手、脚、しっぽ、腰骨、背骨、肋骨、、、
そして、頭、のどぼとけ、首の骨。
骨壺は、霊園でも預かってもらえますが、実は、先のシャム猫のメルさんは、お願いしていた霊園が閉鎖になり、ガレージの2階の棚の上にお祭りして供養しています。
私が模型を弄るのを、興味津々?見守ってくれています。
まるるを、ガレージでメルさんと一緒にお祭りすると、初対面な猫神様同志で喧嘩になりそう?です。
まるるは入り猫で、どうしても我が家に来たかった、そしてとうとう念願の、外から内に来ちゃった猫さんです。
再び外に出すのは、あまりに不憫で、うかばれない気がします。
それで、やはり、好きだったお家でお祭りして供養することにしました。
最近は、そういうスタイルも多いそうです。
まるるは、ある初夏の日に、突然、我が家に来るようになった猫さんでした。
しかし、もともとは、一つ先の道路にある家の猫さんで、お姉さんに飼われていた、『ちび』という名の猫さんだったようです。
なぜ、『ちび』かというと、生まれた時から、凄く小さかったからだと、連れ戻しに来たお姉さんが言っていました。なんと軽率な名づけかと、ムッとした私でした。
そのお姉さんの家には、数匹の猫さんやワンコがいたようですが、スーツケースを引いてワンコを連れて旅行に出かけるのを度々見たことがありました。
しかし、その時は猫さんたちは外へ出されていて、近所を彷徨っていたのです。
それで、あそこの家の猫さんたちだったんだなと分かったわけです。
その中で、何故かまるるだけは、我が家の丁度お風呂場の上の、屋根と軒の間に居座るようになっていたようなのです。
小雨の中、今まさに、軒に飛び上がろうとしているまるる。
お姉さんの所は、よっぽど居心地が悪かったのか、他の猫さんやワンコと仲が悪かったのか、、、。
一番はじめは、家内が見つけて、「猫さんが屋根にいるけど、痩せてるね」といい、それでキャットフードをあげたのが、はじめでした。
我が家で飼っていたワンコは、なぜかキャットフードしか食べなかったので、キャットフードがいっぱいありました。そのキャットフードをあげたら、まるるもよく食べてくれて、少しずつ太っていきました。
ワンコはミックスで、『ポチ』という名前でした。
ポチは、職場の駐車場に箱に入れて置かれていたワンコで、2002年から2021年まで、19歳の長生きでした。
マルルと同じく、ポチも長寿でした。
天寿~ポチ | Dr.Pipo's Laboratory 2 Experimental Report (ameblo.jp)
そんな感じで、まるるに朝夕キャットフードをあげながら、なつくようになっていきました。
しかし、ある日、お姉さんが、「うちのちびがお邪魔してますね」といって、連れ戻しに来ました。探していたら、我が家の屋根いるのを見かけたと言うのです。
そういえば、お姉さんの家から、我が家の屋根が見える位置にあります。
「まるる~」と呼ぶと、テコテコと降りてきたので、しぶしぶ引き渡しました。
「これ、好んで食べてた猫チップです。痩せてたけど、よく食べてくれて、少しお肉がついてきました」と言って手渡すと、「え?硬いの食べさせてたの?そんなの、せんぜん食べなかったのに」と、不満げに言ってました。
前脚を突っ張って嫌がるまるるを、しっかり抱きしめて、香水の匂いをプンプンさせながら、猫チップもしっかり貰って帰っていきました。
まるるが、「助けて~」と懇願する目で、こちらを見てたように思え、
「大丈夫、またすぐに戻っておいで~」と、心の中で叫んでいました。
それから、ものの10分もしないうちに、ゴトッと屋根に飛び上がる音がして、「あっ、まるる戻ってきた」とわかったのです。
日を違えて、お姉さんは2回連れ戻しにやって来ました。
当時はピンク色の首輪をつけていました。
しかし、きつく締めていたので、かわいそうで、外してみました。
見ると首輪には名前「ちび」と電話番号が書いてありましたので、やはり、他人の猫さんですので、3回目には電話をしてあげると、またお姉さんが直ぐに迎えに来ました。
でも、結局、同じで、10分足らずで戻ってくるのです。
ほほえましいというか、とても嬉しかった~。
それ以降、お姉さんは、連絡しても迎えに来なくなりました。
「もういらないってこと?」 腹立たしいかぎりでした。
「まるる、ここのお家にずっといていいからね」
今から、17年ほど、前のことです。
それから、1年近くは、まるるは軒下に住んでいました。
朝と夕方に、チップをもらいに玄関にやってきます。
特に、夕方は私の車の音や鍵の鈴の音を聞きつけて、軒下以外にいても、お迎えとチップもらいにやってくるのです。
屋根から降りてきて、カリカリを食べるまるる
雨が降っていても、雪が降っていても、やってくるのです。
なんだか、かわいそう、、、。
2010年の3月末から4月の初めに、季節外れの大雪が降りました。
その中で、私が夕刻に帰宅すると、積もった雪に、小さい足跡を付けながら、薄暗い中を一生懸命出迎えに来てくれました。
車庫から一緒に玄関へ歩いて行くとき、私の顔を見上げながら、意気揚々と小走りについてくる姿が忘れられません。
玄関に一緒に入って、チップを食べて、、、
雪の外に再び出すのも寒かろうと、しばらく温めてあげようと、上り口に座った私の膝にタオルでくるんで載せてあげました。
どうしても玄関に入ってきて、チップをもらうまるる
そして、1時間たっても2時間たっても、絶対に膝から降りようとしません。
降ろそうとすると怒るんです。
玄関も寒いですが、毛布をかぶって、数時間一緒にいてあげました。
玄関で、座ったパパさんの膝から降りないまるる
家内が「大丈夫~?」と心配してました。
私もかなり疲れて、足もしびれたので、「そろそろ、軒に上がろうね、また明日ね」と言って、膝からなんとか下ろすと、しぶしぶ出口に行きますが、外へ出ずに敷居の上に、ドテッと寝そべって寝てしまいます。
外に出たくないのですね、寒いし、暖かいお膝にも載ったし。
敷居に寝そべるまるる。寒くて仕方ないので、少し中に引き入れて、戸を閉めたところ。
絶対に起きるもんかという、強い意志がヒシヒシと伝わってきます。「せったいに起きないぞ、動くもんか」
家内が、「明日はパパのお誕生日だから、家猫にしたら。神様のプレゼントよ」と言ってきたので、
「ん、グッドアイデア! 明日の私の誕生日に、家猫にする準備をしよう」と決めたのでした。
それから、「準備するから、明日からお家の中においで、明日ね」と言うと、その夜は軒に上がっていきました。
そして、翌朝は、いつものように、ごはんをもらいに降りてきました。
「今日からまるるはお家の猫さんになるの、だから、ペットショップの人がきれいにするのに迎えに来るから、お昼には絶対に戻ってきてね。それまでに、おしっこやウンチをしておいで」と家猫になる日の朝に声をかけました。
後ろを振り返りながら、門から出ていきました。
実は、昼はご飯はあげていなかったので、ほとんど軒下や他にいて、いつもは昼には来ないのです。
しかし、その日は、いつも来ないはずのお昼に、ちゃんと戻ってきて、玄関の扉の前に座っていました。
ペットショップの人がクリーニングに迎えに来る10分くらい前でした。
物凄く不思議な感じでした。
お昼に、玄関に戻ってきたまるる
きつそうだった首輪は外して、取り除いてあげました。
のび~っと、伸びをした後、嫌がらずにペットショップの人のケージに入り、連れていかれました。
それから、大急ぎで、猫さんグッズを買いに走りました。
数時間後、綺麗になって、ワクチンも射ってもらって、、まるるが帰ってきました。
ケージを開けると、シャンプーでふわふわの毛になったまるるは、ものおじもせず、スタスタと家の中に入っていきました。
しばらく、外から把握していた家の構造を、中から確かめるように、歩いていました。
玄関、お風呂場、縁側、2階、、、。
猫さんは、肉球もあるし、歩くときに足音をててないはずですが、まるるは足音を立てて歩きます。
『とととと、とととと、、、、』
手足が、少し短いのです。
一番の気がかりは、トイレです。
外にいる期間が長かったので、ちゃんと、慣れないきれいな猫トイレで、楚々せずに、おしっこやウンチをしてくれるだろうか。
『きれいな猫トイレには、臭い付けに少しお茶を垂らしてあげると良い』と、母が言ってましたので、やってみました。
夕食後に、覗いたら、ちゃんとおしっこしていました。
大丈夫、えらい。
その日の夜、家猫の初夜は、少し落ち着かず、私の枕もとを、とととと、とととと、と足音を立てながら歩き回っていましたが、
はっと、気が付くと、布団の中に潜って、私の脚の間に寝ていました。
数日後には、さも、「私は、ず~と前から居たお猫様よ」という感じになっていました。
その後で気づいたのですが、息子が幼稚園の時、もらってきた手作りの凧に、私が描いた猫さんの絵に、まるるは、容姿ともそっくりだったのです。
手足が短くて、しっぽも短くて、眼が丸くて。
短めのしっぽの先は丸く太くなっていて、微かですが3つに分かれています。
頭のてっぺんには5mmほどの尖がり、角?があったし、もしかして、妖怪 猫又?
それとも、この絵から出てきたのかな~?
それから、15年。
我が家に来たときは、体が小さく細いので幼く見えましたが、
伸びた時の体は長かったし、おそらく、外猫の時が3歳前後かと思われます。
総じて、歳は、17,8歳だったのでしょうか。
家猫になる直前のまるる、小さく見えるけど、ゴロンとなると、長く伸びる~。
ガリガリだったけど、だいぶ丸くなりました
その間、家族に福をいっぱい授けてくれました。
癒されて、優しい思い出でいっぱいです。
可愛くて、賢くて、不思議な猫さんでした。
天寿とは言え、昇天は、つらく、寂しいです。
心の支えに、思い出をしたためます、、、。
マルルの1日は、早朝にママさんを起こします。
キッチンに降りて、おかかやチップ等を何度かもらい、満腹になったら、2階でまだ寝ている私のところにやって来て一緒に寝ます。
ママさんが忙しかったりして朝御飯を貰い損ねると私を起こしに、2階へやって来ます。
私が起きるまで、グングン頭突きやペロペロ攻撃をしてきます。
絶対に起こされるので一緒にキッチンへ降りてご飯をあげます。
私はまだ眠いので2階に戻ると、ご飯食べた後私のもとへやって来て一緒に寝ます。
私が起きる時間になっても、マルルは私のベッドでグーグー(-.-)Zzz・・・・
私が仕事に行く頃、玄関に降りてきて見送ってくれます。
休日は暫く一緒に寝てます。
昼は家内と一緒。
ゴロゴロしたりしているんでしょうね。
夕方私が戻ってくると玄関でお出迎え。
暗くても、人感センサーのライトをつけてくれます。
「パパさん、早く帰ってきて~」
「パパさん、遅いニャ~、まだかニャ~」
晩ごはんは、すでにママさんに貰っているのですが、私からもお魚を煮たやつなど貰います。
「お魚チョーだい」
「お、大きいお魚さんだにゃ~、ちょっと怖い」
私が着替えてお風呂に入っていると、ニャ~ゴと扉にへばり付き開けてよ~とやってくるので、入れてあげます。
湯船の蓋でママさんが次には入って、出るまで、いえ出ても中でゴロゴロしています。
「お風呂の湯気が気持ちいいにゃ~」
湯気で体もフワフワ。
ようやく出てきて、丁度夕食で居間に座っていると、お膝に載ってきます。
時々テーブルに載ろうとするけど、息子に叱られます。
息子は、まるるのライバルちゃんなんです。
事あるたびに、競ろうとします。
夕食後、私が居間でパソコン開いているところにやって来ては、邪魔しまくりです。
「遊んで~」とやってくるので、広告を丸めたボールで遊んだり、段ボールに入ってじゃれたり。
爪とぎダンボールが大好きで、バリバリやったり、新聞紙をぐちゃぐちゃ、ビリビリにしたり。
タミヤの新商品 組み立て塗装済みネコラジ
筒に飛び込んで、しっぽだけ
一匹バトル中
新聞と猫の孫の手とバトル中
「グチャグチャにしちゃうぞ~」
芸術的バリバリ~箱の裏面を360度全方向にバリバリ。
ガレージに行って模型いじっているときは、寂しそうに私の座布団に寝ているようです。
ガレージの2階の踊り場から、ふと見ると、まるるがこっちを見ています。
「パパさん、どこ行くの?」
ガレージから戻ると、「どこ行ってたの?」そそくさとやってきます。
それから、「はやく寝ようよ」と催促され一緒に2階の寝室へ。
暫く私と寝ていて、いつの間にか、家内の方へ行っています。
宴会等で、夜遅く帰ってきても、必ず玄関でお迎えてくれました。
もう、一緒に遊べないし、お見送りやお出迎えはないので、涙が出ます。
まるるの性格は、気が強く頑固で意地っ張りで、こだわりも強くて言い出したらきかない、怒りん坊、でも優しい。それでいて寂しがりやの甘えん坊。
ん?、誰かに似ていると思ったら、ママさん。
メルさんは、しっかりしていて、辛抱強くて、穏やかでいつも機嫌よくて怒らない。そう、自分のお袋です。
昼に一緒にいる人と、性格が似るんでしょうね。
シャム猫のメルさん
まるるは、だっこは大嫌い。
隙を見てだっこするとイカ耳になって怒ります。
でも、お膝に載るのは大好きで、自分から私がどこにいようが、載ってきます、しかし、下ろそうとするものなら、大暴れでボロボロにされます。
ケッという感じで、ふてゼリフを残して、後ろをチラッと見て、去っていきますが、すぐに「チャオ~」と言いながらと戻ってきて、足元でゴロゴロします。
「パパさん、好き~。怒ってないよ~」
トイレでも膝に載って来られると。用たしどころではないですね。
用たし中のパパさんのお膝に載ってきて降りない。降ろそうとすると、超大暴れでパパさんボコボコ。
「パパさん、手動かさないでね」と、手を抱え込んで、動かされないように、軽く爪を立てています。
メルさんは、だっこ大好きでした。
だっこされながら、そとを見るのが常でした。
猫さんでも、こうも性格が違うんですね。
その昔、まるるが現れる前に、ポコという外飼いに近いお猫さんがいました。
玄関わきや向かいのアパートの階段下を根城にしていて、呼ぶと、一目散にやってくるネコさんでした。
この子も賢くて、おしゃべりをする猫さんでした。
「おはよ~」「ごはん」「おかえり~」
ある日、対応の悪い工事関係者が来た時、家内と感じ悪いねと言っていたら、ポコさんが工事関係者の軽トラのタイヤや荷台に激しくおしっこをしているのを見て、してやったりと嬉しいやら、ビックリするやら。
この猫さんは、最後は病気になって、私が出張中に最後のお別れにやってきました。
家猫にしておくべきだったと、悔やまれました。
塀の向こういるポコを、家の中から撮ったのですが、こっちに気づいてカメラ目線ですね。
コープの食材が荒されないように、ポコが見張っています?
まるるは、ポコさんが居なくなって、丁度1年目くらいの初夏に突然現れて、やってきた猫さんです。
ポコとまるるが関りがあったかはわかりませんし、一緒にいたところを見たこともありませんでしたが、もしかしたら、ポコさんがまるるに、『まるるはPipoの家に行きな』と教えてくれたのかもしれないと思いました。
家猫になった初日、私の膝の上で。
眼がウルウルしてて、しおらしい。
窓辺も好きでした。
来た当初は、まだ少し瘦せています。
お狐さんみたい
ガレージから戻ると、「どこ行ってたの?」そそくさとやってきます。
小さい箱に、体を丸めて無理やり入ろうとします。
やんちゃっくれの面もあり、新聞をビリビリに引き破ってました。
広告を丸めたボールも好きで、投げると走っていって取ってきました。
まるでワンコです。
ポチと、ガラス戸越しですが、一触触発の状態。
マルルも緊張して、イカ耳で、鼻をなめています。
右手は猫パンチの用意をしています。
顎が外れんばかりの大きなあくび。「ニャウ~~~~」
まだ来て間もないので、痩せています。
私とパソコン越しにじゃれ合っていましたが、ふいに緊張すると鼻をなめる癖がある
実はカメラも大嫌い。
カメラやスマホを向けると、じっとしてません。
ブレに写真をとるのに苦労します。
「パパさん、何してるの?カメラ向けないでちょーだい。」
我が家の風呂は、ヒノキの浴室です。ヒノキの浴槽と蓋、壁、天井。
ヒノキのいい香りが湯気にまざります。
もっとも、家猫になる前は、風呂場の上の軒に住んでいたようですので、ヒノキの湯気の香りが好きなのかなと思いました。
お風呂から出ようとしない、お風呂大好きなまるる。
「ここで寝てるの、起こさないで。」
「何?何の用? まるるは出ないよ」
お風呂でもお湯をもらいますが、洗面所で40度くらいのお湯飲むのも大好き
「おゆ~」と言うと遣ってきました。
「お湯大好き」
おめめまん丸
よく見ると、右がエメラルドブルー、左がエメラルドグリーン
肉球、プニプニ。
手足、しっぽを触ると、物凄く怒ります。
「あたしの肉球、触れるもんなら触ってニャウ~」
どこにいるかわかる?
まん丸、丸くなってみたり
四角くなってみたり
トドのようになってみたり。太ってるけど手足短くて胴が長い。
夜は、はじめ私の布団の中。
そして、暑くなるとママの布団の上に。
早朝にママを起こして、ご飯をもらって、再び私の布団に「寒い寒い」と大急ぎで潜り込んできます。
冷えた体を、私の体にピッタリくっつけてきます。
「足を持ち上げて」と、搔き搔きするので、片方の足を立ててあげると、股の間に入り込んで、太ももに顎を載せて寝てしまいます。
珍しいヘソ天。「ウニャ~、よくも撮ったな~」
廊下でも、ヘソ天。
「まるにゃん、幸せニャ~」
大好きな夏用のクジラ君クッション
箱人収まるのも大好き
パパさんのお膝で、小さい箱に無理やり入るまるる
スーツケースを見ると、不機嫌になり、落ち込みます。
「パパさんは、マルルを置いて、スーツケース持ってどこに行くの?」
「寂しいニャ~」
ママさんが具合が悪いと、心配して傍らにピタッとくっついて、温めながら見守っていました。
優しいんです。
「ママさん、大丈夫?心配だにゃ~」
パソコンやスマホが大嫌いです。
私が、居間のテーブルにノートPCを開くと、とっさにテーブルに載ってきて、邪魔しまくりです。
お膝で大きく寝転がってみたり、わざとマウスパッドに寝てみたり、モニターにグングンと頭突きしてみたり、キーボードの上を歩いたり、寝てみたり。
「パソコンは、させないにょ。」
「スマホも、しまって」
挙句には、戦闘態勢前の伸びをしたかと思うと、イカ耳になって、怒ります。
パソコン前で、戦闘態勢に入る前の伸びです。「覚悟してにゃ~」
イカ耳まるる「まるるを無視しにゃいで~」
向こうをむいて、沈黙の圧力をかけたり、
「まるるを無視して、まだパソコンやスマホを弄るのね」
「もう怒ったぞ~、ニャウ~」
般若の面持ち
更には、爆発寸前。
「パパさん。いい加減にしにゃよ~、嫌いなカメラまで向けて、猫パンチだにょ~」
「ごめんなさい~、怖い~、パソコンもスマホも閉じます~」
「わかれば良いのにゃ。もう~。」
来た頃は、大小の段ボール箱に入るのが好きで、偶然、フィルムの貼ってある箱に入って、
額縁猫になっていました。
「まるたん、かわいいでしょ?」
玄関の書院で、猫神様まるるの降臨です。
そして、私の一番のお気に入りショット。
お目眼パッチリの、モコモコ太った、まるるちゃんです。
15年は長いようで短く、あっという間でした。
まるるちゃんが生活のリズムでした。
たくさんの、優しい思い出が、走馬灯のようによみがえります。
きっと、みんなを見守っていてくれると思います。
でも、もっと、もっと、元気にいてほしかった、、、。
悲しいけど、辛いけど、、、
安らかに、、、、、、。
まるるパパ