コンチェルトの深み
金曜の夜、和やかに食後のオレンジを摘んでいるとコンチェルトってどう言う意味か知ってる?と不意な質問を受けた。それってオーケストラとソリストが奏でる協奏曲ちゃいますの?と答えたたわたし。それはそうなんだけれど、元々の語源っていうのかな、そういう意味なんだけどと娘。イタリア語でさ、Con=With, Certo=sure, of course... なのでもちろん一緒に奏でるってことじゃないの?」というとほんの少し間を置いて「これね、バトルっていう意味なんだって!」と得意げに解答を口にした。ある著名なヴァイオリニストがマスタークラスでそのように何度も説明していたそうだ。バトルって、あのバトル?戦うヤツ???あれってソリストとオーケストラの闘いやったん???えーーーーー!!!娘には悪いがOttoも私も不審に思い、早速調べるとラテン語源で「競い合う」の意味が出てきたのだ。バトルというのと少しニュアンスが違うけれど、それでも日本語では「協力の協で協奏曲」ではないし、しかもcon+certoではないんだ。おーーーーー!!!!それでも「競い合う」っていまいちピンと来ないのだ。すると娘がポツンと「日本語で切磋琢磨ていう言葉があるやん。やっつけるっていう意味じゃ無くてお互い競い合ってお互いが良くなっていく、そんな感じやと思う」と。成る程〜、なるほど、ナルホド〜〜〜今度はスットーンと腑に落ちました!確かにソリストとオーケストラとの対決ではなくとも互いが研ぎ澄まして来た感性を最大の緊張感でより一層の高みに持っていく。そして両者のエネルギーを指揮者がまとめて観客に伝えるんや。次回コンチェルトを聴く際には違った聴き方になっている気がする。。。 へへへっ。単純だな、私。