もちろん、実際に愛されてはいたけれど。
私が生まれてすぐに、
母親は美容室を経営し始めたので、
私の母はとにかく忙しく、
もともと体の弱かった母は、
年がら年中体調を崩し、
時には救急車で運ばれる事もあった。
そんな母の口癖は、
「私は永く生きられない」だった。
母のこの口癖には、子供ながらに、胸を痛めたものだ。
なので、
なるべく母に負担をかけないように、自分で出来ることは自分で何でもこなす娘になった。
小学生時代、
遠足のお弁当を持って行く時も、
母の気持ちに負担をかけないように、「自分で作りたいから」と言い、前日から材料を揃え、朝っぱらから自分でせかせかと作っていた。
小学生が作るお弁当だと、どうしても子供っぽさが出てしまうので、お弁当の中身は常にサンドイッチにしいた。
サンドイッチなら、大人が作ろうが、子供が作ろうが、あまり大差が出ないからだ。
パン派ではなく、ゴハン派の私には、非常に物足りないお弁当だったが、おやつを多めに持って行ったりしたので、大丈夫。
なぜ、弁当を自分が作っているコト、友達にバレたくなかったんだろう?
と、最近、ふと考えた。
自分で何でもこなすコトに誇りを持って生きていた小学生時代。
堂々と、
「お弁当、私が作ったんだ〜」って言えば、同級生達は、
「え〜!!スゴい〜!!」と、言ってくれるような子たちばかりだった。
なのに、母が作ったお弁当を演出していた私。
体が弱く忙しい母親が、可愛い娘のために、朝からせっせとお弁当を作ってくれているという理想の母を、私が演出したかったからなのだ。
私、母から、愛されている子供です!!みたいな。
子供は子供なりに、色々と考えて生きているんだな〜と、思った。
最近も母が、
「私は永く生きられない」と言ってきたので、
「もう80歳だよね?寿命だよ。胸を痛めていた子供の頃とは違うんだよ。いつまで死ぬ死ぬサギをくりかえすの?」と、笑いながらサラリと言ったら、
それはそれはバツの悪そうな顔でヘラヘラ笑っていた母。
母よ、死ぬ死ぬサギを繰り返していた自覚があったんだね。
ま、詐欺師のおかげで、自立した大人になれましたが。ははは。
自由すぎる野良猫息子を見ながら、
ふと、思い出した出来事でした。
さてさて、昨日の、
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あの有名な水飲み場でのキスシーン、
まさか第2話で早々にみられるとは思っても見なかった
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では皆様、本日も良い1日をお過ごし下さいませ
またね
たまらない私に必要不可欠なサプリメント
良ければどうぞ〜