「いつまで居るの?」
え? あんたに呼ばれたんですけど。
仕事が終わって、私がノンビリとソ・イングク氏タイムを満喫しようとしていた20時頃、
「なんか、やる気がおきなくて、夕飯のカレーを皿によそうコトも、ゴハンを温めるコトも出来ない」と、ショボクれ声で電話があったので、
先日のフラれたハートブレイク事件をまた思い出してションボリしているのかと思い、面倒くさかったけど、すぐに息子の元へ駆けつけた私。
※息子はワケあって一人暮らしです。
「あんた、いつまでも引きずるんじゃないよ4月になれば新しい生活も、新しい出会いも待っているワケだし、自分でどうにか乗り越えな」と、呼び付けられたイラつきも込めて言ったら、
「引きずってるワケじゃないんだけどさ、4月までするコトも無いからヒマじゃんリア友は受験だし」
「だからって私を呼び付けるなカレーくらい自分でよそえやこっちは作ってやったんだから」
「あ、はいはい、ありがとうございます」と言い、モグモグ食べる息子。
息子が食べている間、
プリプリの『M』を、息子の横で大熱唱していたら(ちょうどテレ東でカラオケ王選手権みたいなやつやっていて、決勝で歌っていたから)、
「何の歌」と息子。
「私の時代の人間は、失恋したらこの歌を歌うんだよ」と、言い放ち、気分良く歌っていたら、
「いつまで居るの?ネッ友と喋りたいんだけど」と、息子。
好きで居るワケじゃね〜!!おまえがかわいそうだと思って、居てやってるんだ〜!!
と、Mを熱唱ながら、絶叫した私。
息子にとって母親とは、
かな~り都合の良い女らしい。