もし、戻りたい日に戻れるとしたら。
1日だけでイイから、ハタチの頃に戻りたい。
当時、私はディズニーでキャストをしていたのだけれど、毎日が楽しくて楽しくて、
『世界は私だけを中心に回っている』と、本気で思っていた。
25年後、不登校の母になり、息子だけが中心に回っているこの世界で、日々ブログをポチポチ打っているとも知らずに。 ふふっ。
何故ゆえ、ハタチの頃を思い出したかというと、昨日、仕事をしていたら、急に思い出がやって来たからだ。
私の職場のドアから、満面の笑みで私を見ている。
おかしな間があくこと5秒。
、、、、、、、、、
「Mピ〜っっ」
息子が生まれて見せに行ったきり、かれこれ15年会っていなかった友人(♀)が突然やって来た。
会いたい会いたいと、思いつつ、お互い日々の忙しさからなかなか会えずにいた、とても会いたかった友人なのだが、いるはずのない人が目の前にいると、人はこういう反応になるのか、と思うほど、おかしな間があいてしまった。
「おミツエビ〜っっ」
付き合いたての高校生カップルくらいの勢いで、抱きしめられ、現実だと実感した。
共に50代目前である。
ディズニー時代は、まさにディズニーマジックにかかっていたかのごとく、毎日がキラキラしていた。
いわゆる同期のキャストは男女問わずとても仲が良く、毎日毎日笑って泣いて怒って恋して笑ってのくり返しで、誰かの狭いアパートに集まっては、夜通し朝まで騒いでいたりした。
とにかく毎日が楽しく、充実していた。
何がそんなに楽しかったのかは、当時の私達にしか分からない。
たった1日だけ、戻ってイイのであれば、
スマホもお金も無かったハタチのキラキラしたあの頃に、戻ってみたい。
ディズニーコスチュームのでっかいリボンを頭につけて、ロングドレスの下のペチコートをヒラヒラさせながら、
「この人生は私だけのモノだ」
と言わんばかりにさっそうと歩き、
仲間と肩を組み、酒を飲み、遊び歩いて、
大笑いしていた日々。
30年近く前のコトなのに、当時のコトを思い出すと、心臓がキュッとなり、心がキラキラする。
楽しくキラキラした思い出は、悲しい時や辛いとき、いつも私を慰めてくれた。
楽しい思い出があったからこそ、
そこから先の様々な苦難を乗り越えるコトが出来たのだと思う。
今は、楽しいコトがない不登校息子も、
いつか、キラキラした日々を送るであろう。
息子に限らず、
全てのお子さんが、
思い出だけで生きていけるほどの、
楽しいキラキラした日々を送って欲しいと、願わずにはいられない。
ではでは、皆様、
本日も楽しい1日をお過ごし下さいませ
またね