あの日のことを思い出して。少しずつ、ちゃんと変わっていくから | にぎやかな毎日とちょっと役立つ体験談

にぎやかな毎日とちょっと役立つ体験談

家族と動物に囲まれたにぎやかな日々。知的障害のある子の子育てや、日常で直面するお金や制度のこと。等身大の暮らしと、リアルに役立つ体験を記録していけたらと思います。


連休初日、クタクタですでに平日が恋しいです😇


 

連休になると思い出すことがあります。

知的障がいとASDの息子がまだ3歳だった頃のことです。





◆ 3歳のある日



その日は夫と寝ていると思っていた息子が、朝いない。

家の中にも外にもいない。近所を探し回っても見つからず――

生まれて初めて、警察に電話をしました。


結果、息子は警察署にいました。

公園でひとり遊んでいたところを、どなたかが通報してくださったそうです。


泣いてはいなかったけれど、対面したときは駆け寄ってきました。

でも本人は何が起こったのか分かっていないようでした。





◆ 見守りを強化しても



それからは、あらゆる対策をしました。

玄関に補助鍵、庭の柵、GPSタグ、すぐ追える靴…。


それでも一瞬でいなくなってしまうことがあって、

捕まえるのに必死で、泣きながら走った日もありました。


近所の方やお巡りさんにも、たくさん助けていただきました。





◆ 伝わるようになってから少しずつ



「外に行きたい!」とは言えなくても、

“どこかに行きたいんだな”と分かるようになってきて、

少しずつ外出のトラブルも減っていきました。


6歳前のある日、また警察から連絡がありました。

それが、今のところ最後の「保護の電話」です。





◆ あれから一年



もう1年以上、探し回るような出来事は起きていません。

もちろん油断はできないけれど、当時に比べたら本当に穏やかです。


あの頃は「休みの方がキツい」と感じていたし、

「これが一生続くのか」と情緒が崩れることもありました。


でも今は、「少しずつ変わっていくものなんだな」と思えます。





◆ 同じように悩む方へ



世の中には、もっと大変な経験をされた方もたくさんいらっしゃると思います。

だからこそ、あの頃の私のように不安でいっぱいな誰かに

“今より少し落ち着く日が来る”と伝えたいです。


私もまだ途中だけど、

「あの頃よりずっと楽になった」と言えるようになりました😊




焦らなくても、ちゃんと“朝”は来るんだなぁと感じます☀️


またインテリア増やそうかと思案中😇