知的障がいASDの息子、「はいしゃ、がんばれる」と言えるまで | にぎやかな毎日とちょっと役立つ体験談

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家族と動物に囲まれたにぎやかな日々。知的障害のある子の子育てや、日常で直面するお金や制度のこと。等身大の暮らしと、リアルに役立つ体験を記録していけたらと思います。

ASDと知的障がいのある息子が、いよいよ歯科治療へ。


夫におんぶされながら、歯医者の中へ!


「行かない!行かない!」を連呼し、外に出たり落ち着かせたり。

それでも変わらないまま、診療台へ…!


初めて“ネットで拘束”され、さらに大泣き。

それでも先生が丁寧に治療を進めてくれて、何とか無事に終了。

夫の「大丈夫だよ!」という大声の励ましが、むしろ火に油を注いでいた気もします😅


「もうここまで泣くなら、次回が怖いな…」という夫の意見もあり、

その日のうちに2本目も治療してもらうことに😱


本人も先生も、みんなよくがんばだてくれました。

こうして、初めての歯科治療を無事終えることができました。





◆ 少しずつ慣れていく息子



その後3回目までは、夫が付き添い。

「進行止めとフッ素だけで何とか…」とお願いし、

治療を先延ばしにしてもらい通院しました。


回を重ねるごとに、息子も少しずつ落ち着きを見せてくれるように。





◆ 恐怖よりも、確認したい気持ち



息子は何でも“目で追う”タイプです。

私自身、実はこの日初めて麻酔の器具を見ました。

というのも、母に「目をつむりなさい」と言われて以来、

ずっとそのまま従っていたので🤣


だから息子が目で見て確かめる姿を見て、

「怖くないのかな?」と心配していたけれど、

思いのほか落ち着いて受けることができていました✨





◆ 「はいしゃ、がんばれる」



今では、歯医者に向かっていると

震える声で「はいしゃ、がんばれる」と言います。


声が震えているから、きっとまだ怖い気持ちはある。

それでも、自分でそう言えるようになったことが本当に嬉しいです。


まだ乳歯のままだから、これから生え変わりも待っています。

その時どうなるか…少し不安もありますが、

息子なりのペースで、ゆっくりと確実に成長しています😊







小さな進歩が積み重なって、いつの間にか大きな変化になっているんだなと感じます。

次は「歯医者に行くの、ちょっと楽しみ」と言える日が来たらいいな🦷✨