母の話


今日もブログに来ていただきありがとうございます😊


母は84歳になる

今はそれなりに元気になったが、3年前死にかけた。

実家は飛行機で帰らないと行けない距離なのでもしもの事を考え喪服を持って帰った。


病院の集中治療室での話

母は意識なく朦朧として口には酸素マスクしていた。意識が戻って私達に何か話しているがよくわからない状態が続いた


よく聞くとみかん🍊が食べたいと


酸素マスクをしているから口が乾燥してくちびるはカパカパカにヒビ割れて可哀想


母にはごめんねと言って何回もなだめたが買って来てと言い続ける母

そのうち怒りだした

💢こんなに頼んでるのに!

死ぬ前に食べて死にたい

言う事聞かないなら帰って!と言い出す


声は弱々しいのにすごい主張する

最後の晩餐的な感じなのか?


次に早く自分のお姉ちゃんを呼んでと

私達が持ってこないので自分のお姉さんに頼むつもりで呼んだだけ

会いたいわけではなかった


そこまでして食べたいのか…

生きる事の執着が凄まじい

だんだん呆れてきた


そんなこんな治療が奏功して少しずつ回復してきたが水は口を湿らせる程度しか飲ませてもらえず、母はいつも不機嫌だった。


するとまた🍊食べたいと言う

死ぬ前に食べて死にたい

どうしてこんなに頼むのに言うこと聞いてくれない?

何度も言われ、一緒にいた父も私も根負けし

いいよ、飲んで死んでも本望なんだから少しあげよう…となり

ジュースを買ってお母さんに一口だけ!

と飲ませるとすっごいスピードでゴクゴク飲んでしまった😨


飲む勢いが凄い

死ぬ前の状態ではないな



すると間もなく看護師さんが来て脈と血糖値測ります

私達は えっ(^^;;どうしよう


看護師さん あれっ?血糖値高いですね〜

何かありました? と


🤭しれ〜っと知らないふり


結果ジュース飲んでも問題なかったからよかったけどドキドキした。


その後何とか回復して家でその事を話すと全く覚えていません 


そんな事言ったの?と母


それから母は100歳まで生きる!宣言した


最後はコロッと逝って欲しい…希望