土曜日の朝 一番のりでやってくる生徒さん
土曜の朝が良く似合う 爽やか系男子
家が遠いので 車で送ってもらって来る時と
自転車で来る時が半々くらいかな
当教室で遅刻する生徒は居ない・・・と言いたいが
彼は 遅刻する
理由は色々あるけど・・・
昨日はウォーミングアップになっても来ないので
(最近ずっとウーミングアップには間に合ってない)
外に出て 彼を待つ
いつもなら遥か彼方から自転車をぶっ飛ばし走ってくるのが見える
わたしは「危ないから ゆっくりおいで~」と言う
が、10分待ってもこない・・・
彼はまだ小学生
道中が長いのと交通量の多い細い車道
心配 心配 心配 心配 心配・・・
レッスンの時間を過ぎても来ないので
いったん教室にもどり お母さまに
「まだ来られないんですが・・・」とメールを送信
しばらくして自転車のブレーキがキキッー!
ピ~ンポ~ン 「○○です」彼はハアハア しながら言った
こんなことは教育者として言ってはいけないが
心を鬼にして インターホンごしに
「そんな人は知りません・・・」と淡々と言った
扉は鍵がかかっていないので入ってきて
遅れた理由を息き切れし咳き込み続けなが喋り続ける○○くん
そもそも寝坊してしまった、 起きてから 書く宿題をしたり
おまけにテキストが1冊見つからなかった って・・・
今までも
「朝起きられないなら 後ろが空いてるから時間を変えようよ!」
何度も提案したけど そのたび 「いいえ!大丈夫です!」
だから私の言うことはいつも同じ
「朝あわててツメを切らんでええししワークの宿題やってなくていいし
朝練習しなくていいから○○君の体だけ無事ににここに来て~
お願いやから自転車ぶっ飛ばさんと 無事に来て~」
彼はスポンジのように何でも吸収してくれる
彼に教えたいことが山ほどある
一言で言えばすごくやりがいがある生徒
彼もビッタリ食いつき疑問点はその場で質問しその場で解決する
1週間の間に自分がクリアすべきこと等が具体的に把握できている
次のレッスンではグイグイと質問から入ってくる
が
昨日のレッスンはレッスンにならなかった・・・
怒りと 悲しみが交錯してしまった
いつも楽しいレッスンが 破綻しきった
午後お母さまと数通のメールを交わし
お互いの気持ちを伝えあった!
良い方向に流れが変われば嬉しい・・・
でも気持ちは 夜になっても
楽しく有意義なレッスンが消滅した悔しさと
もやもやとした悲しみが消えなかった・・・
彼が繰り返す 遅刻を思うと悲しい
相変わらず左手は
まっ いいかな~と思って 弾くと 激痛!
心も体も
春は遠いという 気がしています・・・