昨日、JEUGIA大宮センターで
PSTAの特別講座がありました。
(大宮は新撰組の屯所がある街です)
YAMAHA本部スタッフで上野学園大学の
手塚真人先生(愛称マコちゃん)が
台風接近中で大荒れの京都にお越し下さいました。
『講座タイトル』
♪もうちょっと素敵になりたいあなたへ♪
ブルグミュラー再発見!
25の練習曲・その驚くべき作品の真意!!
ヤマハミュージックメディア(YMM)版
手塚真人先生の著書
ヤマハミュージックメディア版のブルグミュラー
目印は表紙が夢のような「いわさきちひろ」の絵です。
最高~!最高!
表紙がかわいい~きれい~挿絵もステキ~
この本を使うと女の子の生徒が喜びま~す
ということじゃなくて~
手塚先生がウイーン原典版を
深~く深~く研究
だからブルグミュラーの意図が
ちゃんと楽譜の中に存在するのです!
ちょっとそこのあなた!
全音版とか普通の楽譜盲信して
使ってる場合じゃないですよ!
そのフレージング ダメダメ
その指使い ダメダメ~~
ブルグミュラーさんが化けてでてきます
そういう私も全音使ってましたが(大汗)
エレガントなロマンチシズム溢れる音楽に
勝手に変えられちゃってるんですから
例えば25番、貴婦人の乗馬の解説で
会場は爆笑
ブルグミュラーの作曲では
本当は貴婦人は乗馬がとっても下手という設定でした。
普通の楽譜では付いているスタッカートは
ところどころ左にはついてなくて、
弾いてみると今にも馬から落っこちそうな感じ…
他の曲も目からウロコがボロボロ状態
おもしろ~い!!!
でも
笑ってる場合じゃなかった
最前列に座っていたのが運の月
急きょアシスタントを命じられ
ステージに
生徒役になって先生の指示通りピアノを弾いたり(汗)
スタッカートを体で表現するのに
ピョンピョン垂直飛びさせられたり(汗)
客席からクスクス笑い声が・・?
恥ずかしくてもやりました!
ヨハン・フリードリヒ・フランツ・ブルグミュラー当時もあんまり目立つ存在ではなかったし、
作ったオペラもとってつまらない作品だったけど
ピアノ指導への限りない情熱と
人間への愛情に溢れた作曲家・・・
そんな彼が草葉の陰で喜んでくれるなら
ステージでの垂直飛びくらい朝飯前(朝はパンですが)
ブルグミュラーはこの練習曲集の表紙の裏に
こう記しています。
「演奏とテクニック練習を合わせた小さな手でも弾ける
音域での運指に厳しい25の優しい練習」
彼は世界初の一元論の楽譜を
小さな手の子供たちのために書きました。
(一元論とはテクニックつけてから
表現のお勉強に移りましょうね~ではない同時進行の考え)
ブルグミュラーはただ者ではありませんでした
私にステージで垂直飛びをさせた手塚先生も
ただ者ではありません
板橋区の縄跳びチャンピオンだそうです
次はステージで縄跳びさせられるのかな~~