2017年12月
ウェンディは高知大学医学部附属病院で
脳性麻痺児への本人の臍帯血輸血治療の臨床研究に参加しました
一連の経過観察も終わったので記録を残そうと思います
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【輸血時の入院】
幹細胞数が基準値以上あるか
雑菌が混入していないか
PTの発達検査
知的な発達検査
脳波
MRI
血液検査、尿検査
輸血前に3週間かけてじっくり調べ、
輸血後は1週間で駆け足で調べて
全1ヶ月入院しました。
当時ウェンディは2歳、
ジョンはまだ生後5ヶ月だったので
1ヶ月の入院はかなり負担に感じました。
ジョンは親に預かってもらい、
暇を見つけては搾乳して捨てるのが切なかったものです。
臍帯血の輸血自体は、
点滴1パックに薄めたものを
1時間ほどかけてゆっくり入れるだけで実に簡単な処置でした。
風邪のときにする点滴と何ら変わりないです。
本人の血の成分を身体に戻しただけなので副作用は何もなく、
輸血後翌日には、おや?と思える効果がありました。
転びにくくなり、麻痺のある左手も力が入るようになっていました。
大きなレゴのようなおもちゃを両手で外せるようになっていたんです。
ストレッチをするのも嫌がらなくなりました。
他にも数日後には左手で手を繋いで歩けるようになりました
以前は左手だと握り返せない状態でしたが、
しっかり握り返せるようになっていました。
まだ2歳だったので、
本人の感覚の変化は話してもらえないのが残念でしたが、
明らかに効果はあったと思います。
ウェンディ含め他の臨床研究参加者にも、
言語面でも成長が見られたと伺いました
写真は輸血当日、点滴ルートをとって待機中。
次はその後3年間の経過観察についてもまとめます。
