第1話「ROMANCE DAWN-冒険の夜明け-」は、
主人公モンキー・D・ルフィの少年時代の話です。
第1話だけは50ページ以上とかなりの長編になっています。


海賊王ゴールド・ロジャーの死に際に放った一言によって始まった、
大海賊時代の幕開けから10年後、イーストブルー(東の海)の
小さな港村(フーシャ村)での話です。


1年ほど前から港に停泊している海賊船、赤髪海賊団の
海賊赤髪のシャンクスとその仲間たちの影響で、
主人公のルフィは、海賊になりたがり、
シャンクスたちが集っているマキノさんの酒場では、
いつもシャンクスに航海につれていってくれるように頼むのですが、
シャンクスはルフィをからかって楽しんでいるだけで、
ルフィはまだガキだからと連れて行ってくれません。


ところがある日、マキノさんの酒場に山賊のヒグマ一味が現れ、
船長のシャンクスがヒグマに酷い目にあいます。
そして、そんな酷い目にあわされながらも、闘おうとせず、
笑っているシャンクスをルフィはかっこ悪いと言って怒るのですが、
シャンクスたちは「怒るほどのことじゃない」と意に介しません。


その後、ルフィがひとりで酒場にいるときに、
山賊のヒグマたちが再び現れ、そこでルフィとヒグマたちは争い、
とうとうルフィはヒグマに捕まり、命の危機に。


そこに駆けつけた村長とマキノさんがルフィを助けてくれるように
山賊ヒグマにかけあいますが、ルフィが反抗的なため、
とうとうルフィはヒグマに殺されそうになってしまいます。


そんなときに、その場に登場したのが、

赤髪のシャンクスとその一味です。


以前の騒動のときには、
強そうな山賊たちを前に闘おうとしなかったシャンクスたちですが、
ルフィの危機にどうするのでしょうか?


この事件をきっかけに、ルフィは、
何故シャンクスが自分を航海に連れて行ってくれなかったのか?
ということを思い知ることになります。


海の過酷さ。ルフィ自身の非力さ。そして何よりも、
シャンクスという男の偉大さを思い知って、
ルフィもいつかシャンクスのようになりたいと本気で憧れます。


そして、シャンクスたちはとうとう島を離れることになるのですが、
ルフィは、もう自分を一緒に連れて行けとは言いませんでした。


いつか必ず、ルフィも海賊になり、
シャンクスたちにも負けないような仲間を集めて、
海賊王になることをシャンクスに誓います。


そのルフィの言葉を聞いたシャンクスは、
自分が大事にしていた麦わら帽子をルフィに預け、
立派な海賊になって、いつか返しに来いと言い残して別れます。


そして、その日から10年が経ち、
ルフィは海賊としての船出をしていきます。


モンキー・D・ルフィの冒険の始まりです。