痩せゆくということは死にゆくということ | ぴぴ王子学府

痩せゆくということは死にゆくということ

 震災以来、妙に食欲が旺盛になり、最近ちょっとダメになっていた性欲もギンギンになってきて、毎日バリバリ食べて毎日パンパンパンとまぐわう日々です。
 多分もこれは恐怖を感じたときの動物的本能なんだろうと思っている。

 そして、10数年振りにスナック菓子を食べる習慣も復活、カップラーメンも食べたくなって2.3回食べた。

 先月13日より二週間の出張に出て、その間も毎日方々で馳走三昧、乳肉林の日々を経て、なんだかお腹が丸いなあと思っていたのだけど、帰宅して体重を測って愕然。

 なんと、90kgを超えていたのである。
 昔減量記録を始めたときと同じ、我が人生ピーク体重並・・・

 というわけで、また少し減量を始めたものの、なあに、一時的な体重増加、すぐに戻るだろうと思っていたんだけど、帰宅してから一週間になっても殆ど変わらず・・・

 まあ、ぼくくらいビューティフルだと、多少太っていても充分カッコイイし可愛く見えることすらあるからいいんだけどね。
 ぼくがカッコイイより、太ったりマヌケだったりする方が喜ぶ人が多い世の中だし、幕府。

 しかし、ウエストがキツいというのは憂鬱なので、少し痩せたい。

 でも毎日おいしく食べています。
 
 ぼくも今年で44歳。
 漠然と世間一般では寿命は80年くらいといわれているが、それは明治大正という豊穣な時代を過ごした人たちの話であり、ぼくらのように子供の頃から合成洗剤や様々な化学物質、食品添加物に塗れた暮らしをしてきた世代は、80年生きられたとしても、ほとんど病院に繋げられた状態なんだろうと思う。
 
 太った自分は「これは本当の自分じゃないのだ!」と否定し、20代の頃の一瞬奇跡的に美しくプロポーションの良かった自分が本当自分なのだと誰しも思う。

 でもさ、何年デブやってんだよ?
 30代40代デブなら、もうそれは「デブな人」なんですよ。
 自分はデブな人。
 それでいいじゃん。
 それでも健康で元気ならいいよ。

 人生の現役はせいぜい60代前半までで、それ以降は老人としての余生という引退の時代となる。
 ぼくの現役もあと20年だ。
 元気バリバリなのもあと10年ちょいなのかな?
 
 おいしいものをいっぱい食べて、エチもいっぱいして、愉快に楽しみ、死ぬ時に「楽しいから死にたくないよ~」とジタバタするんだ。


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