私が初めて「スーホの白い馬」を知ったのは、保育士試験本番です。
試験後まもなくして、こどもに読む絵本を物色しにブックオフに行ったら、「スーホの白い馬」を見つけました。
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表紙を見た瞬間
「スーホくん、めっちゃモンゴル人じゃん」と思いました。
それで、絵本を見たらいい話だったよ。
というくだりを友達に言ったら、
「小学校の教科書にのってたよ。」とのこと。
(´Д`)
「スーホの白い馬」も小学校の教科書に載ってる話で有名どころだったのに、全く知らなかった私。
くやしいです![]()
確かに、小学校の教科書に載るような話でも、絵本の「読み聞かせ」であれば、未就学児でも理解できますからね~。
保育士試験にもよく出てくるレオ・レオニのお話も、「スイミー」や「アレクサンダとぜんまいねずみ」などで小学校の教科書に載ってたりもしますね。
試験対策として、小学校の教科書にもよく載るようなお話はチェックておくのもいいかもしれません。
こどもたちに学んでほしい内容ってことですから。
私はこどもの頃「スイミー」が大好きで、何回も絵本を読んでました。
絵もきれいだし、内容もスイミー達が協力して敵をやっつけるところとかにとても惹きつけられました。
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絵本に出てくる「ことば」もとても良いですよね。
「ことば」にリズム感があったり、表現もワクワク感があるんです。
『スイミーは考えた。いろいろ考えた。うんと考えた』とかね。
「おおきなかぶ」で言うところの「うんとこしょ、どっこいしょ」みたいな感じでしょうか。
だから、外国の絵本の場合だと、翻訳者が絵本の出来栄えを大きく左右します。
スイミーの翻訳者は谷川俊太郎です。
詩人としても有名ですが、詩はきちんと読んだことなかったんですよね。
こんなことがありました。
あるコンサートに声楽を聴きに行ったんです。
テーマは日本が誇る偉大な作曲家「武満徹」です。
数曲あったんですが、その中で歌を聴いて泣いてしまった曲がありました。
「死んだ男の残したものは」
という曲です。
この曲は、作曲者「武満徹」、作詞「谷川俊太郎」です。
歌聴いて泣いたよ。
こどもがいるから余計にグッときてしまったのかもしれないけど。
会場は涙の渦だったよ。
もちろん、武満徹の旋律があっての感動もあるけど。
「ことば」の威力ってすごい!!って思ったのでした。