母の死から半年が経って、

少し落ち着いてきたかなと思います。


でも、定期的に激しい寂しさや苦しさが

嵐のようにやってきます。


何がこんな苦しい原因なのか考えたところ、

私の中では、『母が苦しんで死んだこと』が

自分の心に強いダメージを与えています。


最期くらいは眠るように逝かせてあげたかった。

最期まで、意識はあったし、

最期の日は朝から苦しいと言っていました。

痛みや苦しさを取り除いてあげられなかったことが、

心残りというか、心を苦しめています。


退院の手続きに関わってくれた

地域連携室の看護師さんも、

面談の時から、最期はテレビで見るような

眠るように逝くということは、ほとんどありません。

と、言っていました。


家で看取ることは、母の希望でもあり、

私達も可能な限り側にいたかったし、

最期の2日間を家で過ごせて、

家族で看取ることが出来て、良かったと思っています。


でも、心には結構くるなって思います。

引きずります。


現実を知っているか、知らないかの違いだけで、

本人が苦しんだことは、変わりないのに。


知らなかったら、こんなに苦しまなかったのかなとも、思います。


いろいろな瞬間にフラッシュバックして、

涙が溢れます。

苦しんだ姿が、苦しんだ声が忘れられない。


いつまで続くのかな。

一生かな。

日にち薬(時間薬)は効くのかな。



今までは看取れて良かったねと、

言ってしまっていたけれど、

よくわからなくなってきた。


もしかしたら、そうとは言えないのかも。

患者さんが看取られたくないとか、

ひとりで逝きたいと思っている場合や、

家族も看取ることで、精神的に参ってしまう場合は、

看取ることが、良い訳じゃないのかも。


看取ることが全てじゃないし、

いくら看取りたいと思っても、叶わないこともあるし、

大事なのは、そこじゃないなと思う。


看取りって難しい。



いろいろ考えても、悲しい苦しい気持ちは減らないけど、

少しでも消化出来たらいいなと思う。



お母さんに天国で笑っていて欲しい飛び出すハート




みんなはどうやって乗り越えているのだろう。