2020年東大数学 文系第1問の解説 | 東大に文理両方で合格した男が綴る、受験の戦略

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2020年東大文系第1問

例年通り、解説記事をアップしていきましょう。
楽しみにしててくれた方、開始が数日遅れましてすみません。
 

関数がx軸に接する条件

 
毎年出る3次関数の問題ですね。
条件1は簡単。x軸に接する条件はアルアルです。
 
と言いつつも、意外とちゃんと説明されないと思いますので、ここで整理しておきましょう。
関数がx軸に接する条件というのは、「極値が0」です。基本的にはこれしかありません。極大値でも極小値でも構いません。
だから、今回の問題では、増減表を描いて、極大値=0と極小値=0を立式すればOKです。
ちなみに、y=x^3とx軸の関係のように、クロスしている時でも接していると言います。(つまり、この時x軸はy=x^3の接線です。こういう、細かい知識が大切。)
 
さて、これが2次関数になると話が少し複雑になります。
というのも、2次関数の場合は、極値を求める方法が微分だけではないからです。すなわち「平方完成」でも求められます。
 
また、2次関数とx軸の交点を求めるときに、連立して(2次方程式)=0とできます。
2次方程式には解の公式があります。すると解の公式を利用した判別式も使える。
すると、(判別式)=0の条件も使えます。
 
まとめると、
グラフがx軸に接する条件は
3次関数では、極値=0のみ
2次関数では、極値=0以外に、平方完成後のy座標=0と、(判別式)=0の3つ
が使えるということになります。
 
※細かい事を補足しておきます。受験生レベルでは知らなくて良い話です。
3次関数でも解の公式や判別式があります。
しかし、3次方程式の解の公式(カルダノの公式)は事実上使い物にならないほど複雑ですし、3次方程式の判別式も使いづらい。ということで、普通は使いません。


見慣れない問題にどう対処するか

これを使うと、b=4a^3という式が得られます。(詳しくは手書きの解答をご覧ください。)
これで、文字定数が一つ減り、あとはaだけになりました。
ここから、条件2を使います。
 
条件2は、「指定された領域に格子点が一つだけ含まれる」という見慣れない条件。
問題文には「x座標とy座標がともに整数である点」と書かれていますが、これは教科書に格子点が登場しない事実から来る、受験生への配慮であって、普通「格子点」といいます。
それに、格子点の問題は問題集などに平気で登場しますから、多くの受験生が知っていたことでしょう。
 
さて、この条件2。上には「見慣れない」と書きましたが、その通り。誰も見たことがない条件です。
このような時どうするかというと、過去に解いた同じような問題を思い出すしかありません。
 
とりあえず図を描いてみると、
 
こんな感じになればよいと分かります。
すると、(0,1)は領域内に含まれて、隣の点は領域外になればよいと分かります。
これは、グラフが通る場所を特定する話ですから、いわゆる解の配置の問題です。
これを応用すると、解ける問題でした。
 
では手書きの解答をどうぞ。
なお、条件2の立式は、少しだけ違う式にすると簡単に不等式が解けるのですが、今回は、発想の簡単さや、見た目を整えることを優先してあります。
 

全体

難易度としては、例年の東大入試の問題と同じくらいかなと思います。簡単でも、難しくもない。
ただ、格子点を領域内に含む条件を、自分で考えて立式するところは、焦っているとミスしやすいような気がしますね。
初見の条件を、自分で考えて立式するものは、過去にも何度も出題されているタイプです。なかなか身につかない能力かもしれませんが、訓練によって身につけられますんで、演習に取り組んでほしいと思います。
 

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